"OPEN MUSIC CABINET" LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007

ポルノグラフィティのライブ映像作品『OPEN MUSIC CABINET LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007』

2007年3月24日から6月17日にかけて開催されたポルノグラフィティのライブツアー『8th LIVE CIRCUIT "OPEN MUSIC CABINET"』。そのツアーの中から、さいたまスーパーアリーナ公演の模様を余すことなく収録したライブビデオ作品が、『"OPEN MUSIC CABINET" LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007』です。DVDは2007年10月31日、Blu-ray Discは2011年12月21日にリリースされました。発売元はSME Recordsで、ソニー・ミュージックディストリビューションより販売されています(DVD：SEBL-85/86、Blu-ray：SEXL-7)。

このライブビデオは、2006年発売の6thオリジナルアルバム『m-CABI』を基調とした構成となっており、全編を通して『m-CABI』の世界観が色濃く反映されています。そのため、各パートには独自のテーマが設定され、楽曲とテーマが美しく調和した演出が随所に光ります。単なるライブ映像の収録にとどまらず、アルバム『m-CABI』のコンセプトを視覚的にも楽しめる作品となっています。

演奏された楽曲は、ツアーで披露された人気曲はもちろんのこと、『m-CABI』からの選曲も豊富に盛り込まれています。特に、『m-FLOOD』では、印象的な振り付けが披露され、観客を魅了するパフォーマンスとなっています。また、ライブ定番曲である「Century Lovers」では、岡野昭仁さんらしいハプニングも発生しており、そのユーモラスな場面も収録されています。

Blu-ray Disc化に際しては、Disc枚数が1枚に統合され、よりコンパクトなパッケージでリリースされました。初回限定仕様のDVDには、キャビネットBOX仕様のパッケージと、O.M.C.ステッカーが封入されるなど、コレクター心をくすぐる豪華仕様も用意されました。

収録内容としては、ライブ本編はもちろんのこと、「m-FLOOD」の振り付け練習映像や、ライブステージの準備から終演までの様子を早回しで収録した「Stage-ing」といった特典映像も収録。ライブの臨場感だけでなく、舞台裏の雰囲気も感じることができる、充実した内容となっています。

サポートメンバーには、ak.homma(ピアノ/オルガン/アレンジメント)、小畑"PUMP"隆彦(ドラムス)、nang-chang(マニピュレート/Other Instruments)、NAOTO(ヴァイオリン)、ただすけ(キーボード)、野崎森男(ベース)、坂井"LAMBSY"秀彰(パーカッション)といった豪華メンバーが参加。彼らの卓越した演奏スキルも、ライブをさらに盛り上げる一助となっています。

ライブ・ナビゲーターとして登場するキャラクター「フラッディ」も、ライブを彩る重要な存在です。フラッディのコミカルな動きや演出は、ライブの雰囲気をさらに盛り上げ、観客を笑顔にさせる効果をもたらしています。

『"OPEN MUSIC CABINET" LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007』は、単なるライブ映像作品としてだけでなく、ポルノグラフィティの音楽性とエンターテインメント性を余すことなく堪能できる、まさに必見のアイテムと言えるでしょう。アルバム『m-CABI』の世界観を深く理解したい方、そして、ポルノグラフィティのライブパフォーマンスを体感したい方にとって、この作品は最高の体験を提供してくれるはずです。

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