浜崎あゆみ7枚目のオリジナルアルバム『(miss)understood』:ロックとバラードが織りなす珠玉の1枚
2006年1月1日、
浜崎あゆみの7枚目のオリジナル
アルバム『(miss)understood』がavex traxよりリリースされました。前作『MY STORY』から約1年1ヶ月ぶりのリリースとなる本作は、CDとDVDがセットになった豪華盤と、CDのみの通常盤の2形態で発売されました。さらに、初回盤には、36th
シングル『fairyland』のミュージックビデオ撮影で訪れたハワイで撮影された、魅力的な
写真集が付属していました。レンタル版については、CCCD仕様が回避されなかった点が特徴です。
多彩な楽曲と豪華なサウンド
アルバムには、疾走感あふれるロックナンバーから、心を揺さぶるバラードまで、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。特に注目すべきは、
ドイツの
音楽ユニットSweetboxとのコラボレーションによる6曲です。SweetboxのプロデューサーGEOによって提供されたこれらの楽曲は、『Bold & Delicious』『Pride』『Ladies Night』『Beautiful Day』『rainy day』『In The Corner』で、そのうち『Beautiful Day』と『rainy day』は、それぞれSweetboxの楽曲『Beautiful Girl』と『Every Step』をベースに制作されています。
ヒット
シングルも多数収録されており、
アルバム全体のクオリティの高さを際立たせています。力強いロックサウンドが魅力の『STEP you』、壮大なスケールで聴く人を魅了する菊池一仁作曲のバラード『HEAVEN』、そして、その後
シングルカットされ新たなアレンジで生まれ変わった『Ladies Night』など、聴き応えのある楽曲が満載です。また、
アルバムタイトル曲『(miss)understood』や、カップリング曲として
シングルに収録されていた『alterna』『Will』なども収録されており、
シングルでは味わえない
アルバムならではの聴き心地も堪能できます。インストゥルメンタル曲『tasking』と『Are You Wake Up?』も収録され、
アルバム全体の幅広い音楽性を示しています。
ライブ映像作品への収録
『(miss)understood』に収録されている楽曲の多くは、その後、
浜崎あゆみの数々のライブ映像作品にも収録され、その人気と重要性を改めて示しています。例えば、『Ladies Night』は『ayumi hamasaki ARENA TOUR 2006 A 〜 (miss) understood〜』をはじめ、『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2007-2008 Anniversary』など数々のライブで披露され、映像作品にも収録されています。他にも、『(miss)understood』、『In The Corner』、『criminal』、『tasking』、『Are You Wake Up?』、『rainy day』といった楽曲が様々なライブ映像作品に収録されており、これらの楽曲が、
浜崎あゆみのライブパフォーマンスにおいて重要な役割を担っていたことがわかります。また、『rainy day』は、ゲームソフト『新
鬼武者 DAWN OF DREAMS』のエンディングテーマにも起用され、幅広い層にその魅力を届けています。
批評家の評価
音楽専門誌『CDジャーナル』は、本作について、「通算7枚目となるオリジナル・
アルバム。ゴージャスなロック・サウンドを前面に打ち出した『STEP you』や、ヒットメーカー菊池一仁作曲の壮大なバラード曲『HEAVEN』など、3枚の既発ヒット・
シングルを網羅した快作」と高く評価しています。
まとめ
『(miss)understood』は、ロックサウンドとバラードの絶妙なバランス、そしてSweetboxとのコラボレーションによる新しい試みなど、
浜崎あゆみの音楽性を多角的に示した作品です。ヒット
シングルに加え、
アルバム独自の楽曲も収録され、聴き応え十分の一枚となっています。さらに、多くの楽曲がライブ映像作品にも収録されていることから、その人気とライブパフォーマンスにおける重要性も伺えます。音楽ファンにとって、必聴の
アルバムと言えるでしょう。