「ありがとう」〜世界のどこにいても〜

「ありがとう〜世界のどこにいても〜」：Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMPの挑戦と記録

2010年12月15日、Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMPは6枚目のシングル「ありがとう〜世界のどこにいても〜」をリリースしました。前作「瞳のスクリーン」から約10ヶ月ぶりのシングルで、グループにとって初のノンタイアップ作品という点が注目されました。

多様な収録内容：2形態のシングル

シングルは初回限定盤と通常盤の2形態で発売されました。初回限定盤には表題曲「ありがとう〜世界のどこにいても〜」のビデオクリップとメイキング映像を収録したDVDが付属。CDには表題曲のオリジナルカラオケが収録されています。

通常盤には、表題曲に加え、3曲のカップリング曲が収録されています。「FLY」はフジテレビ系『春の高校バレー2011』のテーマソングとして書き下ろされた楽曲で、このシングルで初めてCD化されました。他のカップリング曲である「スノウソング」と「二人掛けの場所」も収録され、さらに表題曲を含む全曲のオリジナルカラオケも収録されており、楽曲のバリエーション豊かな側面がうかがえます。

世界共通の言葉「ありがとう」：19言語の歌詞

表題曲「ありがとう〜世界のどこにいても〜」の歌詞には、日本語、英語、中国語、韓国語など、19言語の「ありがとう」が織り込まれています。この多言語への挑戦は、グループのグローバルな志向と、音楽を通じて世界中の人々と共感したいというメッセージ性を示しています。歌詞の内容、そして収録されている多言語の「ありがとう」は、楽曲のユニークな特徴となっています。

チャート成績：記録と話題性

初動売上は前作を下回りましたが、それでもシングルチャートで話題となりました。2週目のシングルチャート（2011年1月3日付）では2位を獲得しましたが、その週間枚数は15,895枚と、当時の2位獲得シングルとしては史上最少枚数という記録となりました。これは、CHAGE and ASKAのシングル以来、約3年11ヶ月ぶりの記録更新であり、その後も記録は更新されていますが、当時の音楽シーンにおける大きな話題となりました。この記録は、音楽市場の変化や、音楽消費の多様化を示唆する出来事として注目を集めました。

楽曲の詳細：多彩なクリエイター陣

楽曲制作には、多くの才能あるクリエイターが参加しています。表題曲「ありがとう〜世界のどこにいても〜」の作詞は森若香織氏、村野直球氏、亜美氏、作曲・編曲はSTEVEN LEE氏が担当。カップリング曲も、加藤裕介氏、清水昭男氏、川端良征氏、ma-saya氏、馬飼野康二氏、長岡成貢氏、Vandrythem氏、石塚知生氏、h-wonder氏など、実力のある作家陣が参加し、楽曲の質の高さを支えています。

まとめ：Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMPの新たな一歩

「ありがとう〜世界のどこにいても〜」は、Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMPにとって、ノンタイアップシングルという新たな挑戦であり、多言語歌詞や、楽曲制作陣、そしてチャートにおける記録など、様々な側面で話題となりました。このシングルは、グループの音楽性や表現方法を探求する姿勢、そして音楽シーンにおける彼らの存在感を示す重要な作品となりました。今後の活動にも繋がる、彼らの成長を示す作品と言えるでしょう。

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