あかがねミュージアム

あかがねミュージアム：新居浜の文化と歴史が息づく複合施設

愛媛県新居浜市に位置する「あかがねミュージアム」は、地域住民の文化活動拠点として、そして新居浜市の歴史と文化を伝える重要な施設として2015年7月18日に開館しました。JR新居浜駅前にあり、アクセスも抜群です。

建物のデザインとコンセプト

「あかがね」とは銅のこと。新居浜市はかつて別子銅山で栄え、銅の生産が市の発展を支えてきました。その歴史を象徴するように、建物の外壁には銅板が使用され、独特の輝きを放っています。建物は、自然と調和するデザインとなっており、新居浜の森をイメージした景観も特徴的です。地下1階、地上3階建ての建物は、多様な文化活動を支えるための空間を備えています。

多彩な施設と展示

あかがねミュージアムは、美術館、多目的ホール、創作スペースなど、多様な施設を擁しています。

美術館: 2016年3月31日に閉館した新居浜市立郷土美術館の機能とコレクションを受け継ぎ、地域の歴史や文化を伝える展示を行っています。企画展も開催され、変化に富んだ展示が楽しめます。
太鼓台ミュージアム: 新居浜の伝統行事である太鼓祭りの太鼓台を展示。2ヶ月ごとに展示される太鼓台は、各地区の貴重な文化財です。太鼓台の入れ替え作業は、地元のかき夫たちによって行われる、見応えのあるイベントとなっています。
にいはまギャラリー: 市民の創作活動発表の場として活用されています。
アート工房・創作スペース: 様々なアート活動を行うためのスペースです。
あかがね座（多目的ホール）: 音楽、演劇など、多目的に使用できるホールです。
スタジオ: 音楽練習やワークショップなどに利用できるスタジオが複数あります。

その他にも、シアターやカフェなど、来館者が快適に過ごせるための設備が充実しています。

アクセスと開館時間

電車: JR予讃線新居浜駅から徒歩約1分
車: 松山自動車道新居浜インターチェンジから車で約15分

開館時間: 美術館、にいはまギャラリー、太鼓台ミュージアムは9時30分から17時まで（美術館は企画展によって変更の場合あり）。アート工房、創作スペース、スタジオは9時30分から21時まで。ホールとスタジオ1は9時30分から22時までです。

休館日: 毎週月曜日（月曜日が祝日の場合は翌平日）、年末年始（12月29日～1月3日）

料金: にいはまギャラリーと太鼓台ミュージアムは無料です。美術館の企画展は有料の場合があります。駐車場は3時間無料、以降は有料です。

あかがねミュージアムが果たす役割

あかがねミュージアムは、単なる文化施設にとどまらず、地域住民の交流の場、そして新居浜市の歴史と文化を未来へ繋ぐ重要な役割を担っています。地域に根ざした活動を通して、新居浜市の活性化にも貢献しています。訪れる人々に、新居浜の豊かな魅力を伝える拠点として、今後も発展していくことが期待されます。

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