あしがくぼの氷柱

あしがくぼの氷柱：冬の絶景

埼玉県秩父郡横瀬町にある「あしがくぼの氷柱」は、毎年1月上旬から2月下旬にかけて公開される、冬の風物詩です。地元住民の提案から始まったこの氷柱は、今や秩父を代表する観光スポットの一つとなり、秩父三大氷柱の一つに数えられています。

概要

あしがくぼの氷柱は、横瀬町芦ヶ久保の兵ノ沢地区に作られます。横瀬町観光産業振興協会氷柱部会が主催し、地元ボランティアの協力によって、川から汲み上げた水を山林の斜面に散水して作られます。その規模は高さ約30メートル、幅125メートルにも及び、間近で氷柱に触れることができるのが魅力です。特に、期間中の金曜日から日曜日にはライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的な風景が楽しめます。

特徴的なのは、西武鉄道の線路沿いに位置しているため、電車の中からでもその美しい姿を眺められることです。期間中は、氷柱が見える場所で電車の速度を落としたり、特急「Laview」の一部が芦ヶ久保駅に臨時停車するなどの特別措置も取られます。

沿革

あしがくぼの氷柱は、2011年に一人の町民が観光協会長に氷柱作成を提案したことがきっかけで始まりました。その後、2013年に候補地の下見が行われ、兵ノ沢地区に決定。同年8月には氷柱部会が設立され、遊歩道の整備や導水管の敷設など、着々と準備が進められました。そして、2014年1月11日に一般公開が開始され、1月18日にはオープニングセレモニーが行われました。

公開当初から多くの人々を魅了し、来場者数は年々増加しました。2018年には年間来場者数が10万人を突破。2019年には過去最高の12万人以上が訪れました。しかし、2020年には暖冬の影響で氷柱が育たず、公開期間が短縮されるという事態も経験しました。2021年には新型コロナウイルスの感染拡大により、入場制限やイベントの縮小が行われましたが、それでも多くの人が訪れました。

近年では、2022年に過去最高の出来と評されるほど大規模な氷柱が出現し、TBSのテレビ番組で生中継されるなど、メディアでの露出も増えています。2023年には10回目の開催を迎え、2024年には氷柱の形成状況から開催が延期されるなど、その年の気候によって開催状況が左右されることもあります。

来場者数の推移

2017年：60,000人以上
2018年：100,116人
2019年：120,352人
2020年：約4,000人
2021年：約38,000人

メディア紹介

あしがくぼの氷柱は、多くのメディアで紹介されています。以下は、その一部です。

BSテレ東 美しき日本百景『冬の絶景“秩父三大氷柱”～埼玉県秩父地域～』
テレ玉『魅力まるごと　いまドキッ！埼玉』
テレビ東京『なないろ日和』
テレビ東京『昼めし旅』
テレ玉『埼玉ビジネスウォッチ』
フジテレビ『もしもツアーズ』
BSフジ『かわいいこみなみには旅をさせよ』
テレビ朝日「帰れマンデー見っけ隊！！」
日本テレビ ZIP！まいあさ生中継NOW！
テレビ朝日 グッド！モーニング　依田司の気show予報
日本テレビ　スッキリ　つながる金曜日
テレビ東京(BS) よじごじDays
NHK シブ5時 気象情報
TBS THETIME
フジテレビ めざまし8
テレビ朝日「10万円でできるかな」
TBS『CDTVライブ!ライブ!』
NHK あさイチ「DEEPジャパン・埼玉」

所在地とアクセス

所在地: 〒368-0071 埼玉県秩父郡横瀬町芦ケ久保1955-5

アクセス:
西武鉄道西武秩父線芦ヶ久保駅下車徒歩10分
「道の駅果樹公園 あしがくぼ」第2駐車場から徒歩10分

周辺情報

芦ヶ久保駅
道の駅果樹公園 あしがくぼ
横瀬町

まとめ

あしがくぼの氷柱は、自然の美しさと地域住民の努力が融合した、まさに冬の絶景です。訪れる人々を魅了し、毎年多くのメディアにも取り上げられています。冬の秩父を訪れる際は、ぜひ足を運んでみてください。

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