あっぱれ!熟年ファイターズ

あっぱれ!熟年ファイターズ

『あっぱれ!熟年ファイターズ』は、2009年4月18日から2017年12月30日まで放送されていた広島ホームテレビのローカル番組です。この番組はシニア世代をターゲットにし、毎週土曜日の9:30から10:30までハイビジョン制作で放送されていました。略称は「熟ファイ」で、元プロ野球選手の渡辺弘基がMCを務めました。

番組の始まり

番組の前身は2008年の12月27日に放送された単発特番『熟年ファイターズ〜満開人生のススメ』です。この特番が好評を博し、その後レギュラー化されることになりました。初回は55分のスペシャル番組として放送され、出演者の名前横に年齢が表記されるユニークなスタイルが採用されました。

初期の収録は『Jステーション』が放送されているさくらスタジオで行われ、特別に設計された和風のセットが使用されました。番組に出演するタレントたちの身近なエピソードや視聴者参加型の企画が展開され、シニア世代が共感できる内容を意識した制作が進められました。

プログラムの特徴

放送の中では、視聴者プレゼント企画や、リスナーの投稿を受け付けるコーナーも設けられ、視聴者との交流も大切にされていました。番組は毎年夏休みや年末年始、春休みなどに放送を休止し、その間に特別編を挟むこともありました。

番組の人気コーナーの中には「熟さんぽ」があり、串山アナウンサーがシニア層に向けた観光スポットを紹介していました。また、シニアボディビルダーの金澤利翼が登場する「ハッスル!熟年の星」が好評を得るなど、多彩なコーナー展開が行われました。

2013年度には、人気番組である『阪急交通社トラピックス』とのコラボレーションによるオリジナルツアーの企画も増え、さらに内容が拡充しました。12月には2014年から放送時間を1時間に拡大することが発表され、視聴者へのサービス向上にも力を入れました。

放送の変遷

放送内容は回を重ねるごとに変化し、屋外ロケが多くなったのも特徴です。特に2010年からは生放送や新たな企画が多く取り入れられ、放送時間も拡大されることで視聴者からの注目度が高まりました。特に震災や特別編成に対する配慮がなされ、視聴者へのメッセージを挟むなどの工夫も見られました。

終了とその後

全エピソードの放送を終えたのは2017年の12月30日で、放送9年間の歴史に幕を閉じました。本番組終了後は、広島ホームテレビの時間帯には別の番組が編成されるようになり、新しい形での情報発信が行われています。

番組のレギュラーや特別出演者により、シニア世代に寄り添った内容が多かったあっぱれ!熟年ファイターズは、今なお多くの人々の心に残っている番組と言えるでしょう。

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