あっぷ&UP!

『あっぷ&UP!』の概要

『あっぷ&UP!』は、関西テレビで2009年4月6日から2011年4月1日まで放送された昼の生活情報番組です。番組は平日14時05分から14時57分に放送され、当初は『アップ&UP!』というタイトルでしたが、2009年10月から現行のタイトルに変更されました。関西ローカルでのみ放送され、これにより視聴者との距離が近い番組作りが行われました。

背景と放送開始の経緯

放送前、関西テレビでは自社制作の情報番組を放送していましたが、『2時ワクッ!』の終了に伴い、14時台から情報番組が撤退していました。その後、2009年の改編で、月曜日から木曜日に自社制作の情報番組枠が復活したことを受けてスタートしました。なお、金曜日については約3年ぶりの自社制作番組となります。特に、この番組は西日本のFNS系列局の一部でブロックネット形式で放送された他番組とは異なり、関西ローカルに特化しています。

企画と放送形式

番組の特徴として、毎回の放送でVTRコーナーを挟みつつ、生放送が基本とされています。初期の『アップ&UP!』では、放送内容に応じてスタジオパートを収録することもありましたが、リニューアル後は、特定の日の放送分を収録する形式に変更されました。多くのコーナーが視聴者からの情報を即時に反映し、番組参加型の企画が多くありました。

特に、「自ギャク川柳」や写真投稿といったアイデアが新たに取り入れられ、視聴者との直接のつながりが強化されました。また、毎回のエンディングでは翌放送日や次週の企画に関する情報も告知され、視聴者が楽しみにできる工夫が施されています。

司会者と出演者

司会には、増田英彦が中心となり、テレビでの帯番組初出演の木村三恵、若手アナウンサーの坂元龍斗が起用されました。さらに、関西テレビの人気アナウンサーもリポーターやコーナー進行役として頻繁に登場しました。特に、増田自身が帯番組の司会を担当するのは初めての経験でした。

また、初回視聴率は2.5%と高めの数字でスタートし、後に最高視聴率は6.8%を記録しました。これにより、徐々に人気を確立し、視聴者からの支持を受けることとなります。

コーナー内容とリニューアル

番組内では、「アップ&SHOP!」というテレビショッピングコーナーが存在し、視聴者が直接購入できる商品を紹介しました。3年4か月放送される中で、内容は継続的に進化し、時にはコーナーの一部が刷新されることもありました。

番組は、最初の半年でタイトルを変え、リニューアルを実施することで視聴者の関心を引きながら展開されました。リニューアル後には、司会陣が一新され、情報性やエンタメ性が強化されて、新しいコーナーが続々と追加されました。視聴者プレゼントが日替わりで行われるなど、参加を促す仕掛けも多くありました。

番組の終了とその後

2011年4月1日をもって放送が終了し、後番組として『キキミミ!』がスタートしました。これにより、出演者の多くは新たな番組にも登場する機会を得ました。レスポンスを促す視聴者参加型の構造が評価され、その形式は後の関西テレビの情報番組においても活かされています。

『あっぷ&UP!』は、地域に密着した情報発信を行うことに成功し、視聴者との距離感が魅力的だった多くの観る人に支持され続けた番組の一つです。

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