あばよ (氷川きよしの曲)

氷川きよしの11枚目のシングル「あばよ」は、2007年5月9日にコロムビアミュージックエンタテインメント（現・日本コロムビア）から発売されました。このシングルは、氷川きよしが新たな音楽的挑戦を試みた作品として注目を集め、「きよしのソーラン節」と同時発売されたことも話題となりました。

「あばよ」というタイトルは、一般的に別れの挨拶として使われる言葉ですが、楽曲では、過ぎ去った日々への惜別と、新たな未来への希望が込められています。作詞は松井由利夫、作曲は杜奏太朗、編曲は伊戸のりおが手掛け、情感豊かなメロディーと、氷川きよしの力強い歌声が融合し、聴く人の心に深く響く作品となっています。

カップリング曲として収録されている「朝顔日記」は、作詞を仁井谷俊也、作曲を大谷明裕、編曲を竜崎孝路が担当。朝顔をモチーフに、過ぎゆく季節の美しさや、人々の心の機微を繊細に描いた楽曲です。「あばよ」とは対照的に、穏やかで優しい歌声が印象的で、氷川きよしの表現力の幅広さを感じさせます。

シングルには、「あばよ」と「朝顔日記」のオリジナル・カラオケ、半音下げオリジナル・カラオケ、半音下げオリジナル・カラオケ（ガイドメロ入り）も収録されており、カラオケファンにも嬉しい内容となっています。

「あばよ」とそのカップリング曲「朝顔日記」は、2007年9月19日に発売されたオリジナルアルバム『演歌名曲コレクション7～あばよ・きよしのソーラン節～』に収録されています。さらに、『「あばよ」&「きよしのソーラン節」ハッピー・パッケージ』（2007年11月14日発売）にも収録され、多くのファンに親しまれています。

「あばよ」は、氷川きよしの代表曲の一つとして、現在も多くの人に愛され続けています。演歌の枠を超え、幅広い世代に支持される氷川きよしだからこそ表現できた、情感豊かな歌唱と、心に響くメロディーが魅力の作品です。

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