『
あぶない少年III』は、
1988年10月に放送が開始され、
1989年3月まで続いた
テレビドラマです。制作は
テレビ東京とオフィス・ヘンミの共同で行われ、全23話が放送されました。毎週
水曜日の19時から19時54分に放送されており、特に若者たちを中心に人気を博しました。
概要
本作は、人気グループ
SMAPにとってのドラマデビュー作であり、メンバー全員が本人役で出演しています。中でも、
中居正広や
木村拓哉はそれぞれ放送部のMCやPTA会長の息子などの役どころを持ち、若き日の彼らの演技が光りました。しかし、
稲垣吾郎と森且行は撮影の都合で一時的に不在となることもありました。さらに、当時のアイドルグループ平家派のメンバーや
光GENJIからもキャストが参加しており、世代を超えた多彩な出演者が揃っていました。
舞台は湘南に位置する渚学園中等部で、6人の放送部員が様々なトラブルに立ち向かいます。ドラマ中には「
SMAP特別編集」というバラエティコーナーが存在し、視聴者との距離を縮める試みが見られました。また、番組の終わりには
SMAPが視聴者に対して注意喚起を行う場面もあり、社会的なメッセージが伝えられました。
キャスト
渚学園放送部
- - 中居正広: 放送部MC役(当時16歳)
- - 木村拓哉: PTA会長の息子役(当時15歳)
- - 稲垣吾郎: 放送部ディレクター役(当時14歳)
- - 森且行: 報道カメラマン役(当時14歳)
- - 草彅剛: 草彅電気店の息子役(当時14歳)
- - 香取慎吾: 放送部MC役(当時11歳)
その他出演者
終幕
『
あぶない少年III』は、シリーズの最終回をもって『
あぶない少年シリーズ』および東京テレビの学園ドラマ枠が終了することとなりました。しかし、その影響は長きにわたり続き、特に若者文化における一大ムーブメントの鑑みとも言える作品です。
主題歌
本作の主題歌は
光GENJIによる「ほのかに甘くHOLIDAY」で、映像に合わせたバージョンが使われており、耳に残るメロディーが印象的でした。
このように、『
あぶない少年III』は単なるドラマではなく、当時の若者たちの思い出やテレビ文化を感じさせる作品として広く認識されています。