映画『ある会社員』解説
『ある会社員』(原題:회사원)は、
2012年に公開された韓国の
アクション映画です。主演は
ソ・ジソブ、共演にイ・ミヨン、
クァク・ドウォン、
キム・ドンジュンなどが名を連ねています。冷酷な殺し屋が、一人の女性との出会いをきっかけに、人間らしさを取り戻していく姿を描いた作品です。
あらすじ
主人公のチ・ヒョンドは、表向きは金属会社に勤務する会社員ですが、その実態は殺しを請け負う凄腕の暗殺者。感情を押し殺し、命令のままに任務を遂行する日々を送っていました。そんな中、彼は新たなターゲットであるシングルマザーのユ・ミヨンと出会います。彼女と接するうちに、ヒョンドの心に変化が訪れ、人間らしい感情が芽生え始めます。彼は組織を辞め、ミヨンと彼女の息子を守ることを決意しますが、それはかつての仲間たちとの壮絶な戦いの始まりを意味していました。
キャスト
チ・ヒョンド: ソ・ジソブ
ユ・ミヨン: イ・ミヨン
クォン・ジョンテ: クァク・ドウォン
ラ・フン: キム・ドンジュン
パン・ジフン: イ・ギョンヨン
ラ・ボスル: ハン・ボベ
作品の魅力
本作の魅力は、何と言っても
ソ・ジソブ演じるチ・ヒョンドのキャラクターです。冷酷でありながらも、内に秘めた優しさや葛藤を繊細に表現し、観る者の心を掴みます。また、アクションシーンの完成度も高く、
ソ・ジソブ自身がスタントなしで挑んだ迫力満点の格闘シーンは必見です。ストーリー展開もスピーディーで、最後まで飽きさせない工夫が凝らされています。
公開と評価
韓国では
2012年10月11日に公開され、わずか12日間で観客動員数100万人を突破するヒットを記録しました。その後、アジアを中心に世界55カ国で公開され、多くの観客を魅了しました。アメリカでは、Well Go USA Entertainmentが配給を担当し、
2013年8月27日に公開されました。
外部リンク
A Company Man - IMDb(英語)
A Company Man - KMDb(英語)(朝鮮語)