あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律（あはき法）

「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」（昭和22年法律第217号、通称：あはき法）は、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の資質の向上を図り、医療及び公衆衛生の普及・向上に寄与することを目的とした法律です。

制定の背景

GHQによるあん摩・鍼灸の禁止命令が出されようとした際、業界関係者や視覚障碍者の大規模な抗議活動が行われました。その結果、和解案として本法が制定されました。その後、昭和39年には「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師等に関する法律」が制定されましたが、昭和45年に柔道整復師法が単独法となったため、現在の名称に至ります。

概要

法令番号: 昭和22年法律第217号
公布: 1947年（昭和22年）12月20日
施行: 1948年（昭和23年）1月1日

この法律は、主に以下の内容を規定しています。

免許

医師以外の者が、あん摩、マッサージ、指圧、はり、きゅうを業として行う場合、免許が必要となります（第1条）。

国家試験・養成学校

免許取得のための国家試験や養成学校に関する規定があります（第2条）。

欠格事由

心身の障害、麻薬・大麻・あへん中毒者、罰金以上の刑に処せられた者、不正行為を行った者などは、免許を受けることができません（第3条）。

登録

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の名簿への登録が義務付けられています（第3条の2）。

免許証の交付

国家試験に合格し、名簿に登録された者には、厚生労働大臣から免許証が交付されます（第3条の3）。

施術所の広告制限

施術所の広告に関する制限が設けられています（第7条）。

守秘義務

施術者は、業務上知り得た秘密を守る義務があります（第7条の2）。

医業類似行為の停止または禁止

本法で認められた者以外の者が、医業類似行為を業として行うことは禁止されています。ただし、柔道整復を業とする場合は、柔道整復師法の定めによります（第12条）。

関連法規・項目

あん摩マッサージ指圧師
はり師
きゅう師
医業類似行為

判例

きゆう適応症広告事件
あはき師法19条訴訟

外部リンク

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