いちご宮崎新富サッカー場

いちご宮崎新富サッカー場について

いちご宮崎新富サッカー場は、宮崎県児湯郡新富町に位置するサッカー専用のスタジアムです。この施設は、新富町の所有であり、株式会社ライチパークがその運営管理を行っています。スタジアムの建設には株式会社エモテントが関与しており、その支援を受けて完成しました。正式な名称は新富テゲバサッカースタジアムですが、2024年からはいちごが命名権を取得し、現名称が使用されています。

機能と施設の概要

テゲバジャーロ宮崎をホームに持つこのスタジアムは、設立当初から確立されたホームスタジアムを持たず、宮崎県内のさまざまな陸上競技場での試合を経て、新富町への移転が決まりました。新富町では地域活性化を目的としたフットボールセンターの整備を計画し、サッカーコートを備えたこのスタジアムを設けることとなりました。

2018年に新富町とテゲバの間でホームスタジアム建設に関する連携協定が締結され、協力のもと約5億2710万円が用地取得に使われ、その後、エモテントが資金を調達してスタジアムの建設が進められました。工事は予期せぬ遅延を伴い、2021年2月にとうとう開場を迎えることになりました。

新たなサッカー場は、90×68メートルの天然芝ピッチをもち、地上3階建ての鉄骨構造のスタンドを備えています。スタンドは一体化した屋根がかかり、観客の視界を確保する設計にされています。また、観客席は宮崎県産の木材を使用したものが設置され、地域の特性を反映した造りになっています。

照明設備と運営

スタジアムの開場時には照明設備は未設置でしたが、J3ライセンスの基準に適合するため、2022年中に新たな照明塔を設置する計画が立てられました。2023年には、2022年のカタールW杯と同等の照度を持つ照明が完成し、スタジアムの利用がますます活発化しています。

2023シーズンからは女子サッカーチーム「ヴィアマテラス宮崎」との共同利用が発表され、スタジアムの利用促進につながる見込みです。

命名権の変遷と今後の展望

命名権は、開場当初は「ユニリーバスタジアム新富」という名称が使われていましたが、2024年からはいちごが新たに命名権を取得し、現在の名称に変更される予定です。これにより、スタジアムは新たな段階へと進むことが期待されています。

アクセスとイベント

スタジアムへのアクセスは、JR日豊本線の日向新富駅から徒歩で約12分、また車での来場も便利で、近隣の東九州自動車道を利用することができます。さまざまなサッカーの試合やイベントが行われるこのスタジアムは、地域のスポーツの中心として重要な役割を果たしており、今後も地域活性化に寄与することが期待されています。

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