いつか見た夢を/彼女は買い物の帰り道

エレファントカシマシの41枚目のシングル「いつか見た夢を/彼女は買い物の帰り道」は、2010年にリリースされました。これは、前作シングルに続く3ヶ月連続リリースの第2弾であり、アルバム『悪魔のささやき〜そして、心に火を灯す旅〜』からの先行シングルとして発表されました。

今作は、エレファントカシマシにとって久々の両A面シングルとなりました。公式ディスコグラフィーによると、1999年発売の「真夜中のヒーロー/旅の途中」以来、11年ぶり20作目の両A面シングルとなります。両A面という形からも、バンドとしての意気込みが感じられます。

また、前作「明日への記憶」に続き、今作も初回限定盤は用意されませんでした。その代わりに、前作シングルとのダブル購入特典として、スペシャルコンテンツを視聴できるパスワードが封入されました。ファンにとっては嬉しい特典であり、購買意欲を刺激する施策と言えるでしょう。

収録曲は以下の通りです。

1. いつか見た夢を (4:06)
2. 彼女は買い物の帰り道 (4:18)
3. いつか見た夢を (エレキ弾き語り ver.) (3:46)
4. いつか見た夢を - instrumental (4:05)
5. 彼女は買い物の帰り道 - instrumental (4:13)

「いつか見た夢を」と「彼女は買い物の帰り道」は、どちらも宮本浩次が作詞・作曲を手がけています。編曲は、エレファントカシマシと蔦谷好位置が共同で行っています。

「いつか見た夢を」は、力強いバンドサウンドが特徴的な楽曲で、宮本の熱い歌声が胸に響きます。夢を追いかけることの葛藤や希望が描かれており、聴く人に勇気を与えてくれるでしょう。

一方、「彼女は買い物の帰り道」は、日常の風景を切り取ったような、どこか懐かしい雰囲気を持つ楽曲です。アコースティックギターの音色が心地よく、宮本の優しい歌声が心に染み渡ります。何気ない日常の中に潜む幸せや切なさを感じさせてくれるでしょう。

また、「いつか見た夢を (エレキ弾き語り ver.)」は、オリジナルのバンドサウンドとは異なり、宮本のエレキギター弾き語りのみで構成されたシンプルなアレンジが魅力です。よりストレートに楽曲のメッセージが伝わってきます。

インストゥルメンタルバージョンも収録されており、楽曲の新たな魅力を発見することができます。カラオケで歌うのも良いでしょう。

このシングルは、エレファントカシマシの音楽性の幅広さと深さを改めて感じさせてくれる作品です。彼らの音楽に触れたことのない人にも、ぜひ聴いてほしい一枚です。

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