いつの間にテレビ

いつの間にテレビの概要

「いつの間にテレビ」は、かつてニンテンドー3DS向けに提供されていた、日本テレビとフジテレビの共同制作による3D映像コンテンツ配信サービスです。2011年6月21日にサービスがスタートし、2012年6月20日には終了しました。このサービスは、ユーザーがニンテンドーeショップから無料で専用のクライアントソフト「いつの間にテレビ」をダウンロードすることで視聴可能となり、毎日新しいコンテンツが自動的に配信されていました。具体的には、視聴者のSDメモリーカードに日替わりコンテンツが保存され、前日のコンテンツは自動で削除される仕組みでした。

コンテンツの特徴

各番組は2分から3分の短い形式で制作され、中にはCMも含まれていました。ただし、中には立体視に対応していないCMも存在しました。サービスの終了に近づくにつれ、特に任天堂の3DSソフトを宣伝するCMも流れるようになりました。ユーザーがメニューから「広告ギャラリー」を選択すると、各番組で流れたCM動画や広告画像をいつでも楽しむことができました。特定のCMでは、スポンサーのホームページへリンクするオプションが表示され、3DSのインターネットブラウザーを通じてアクセスすることも可能でした。

配信されていた番組

「いつの間にテレビ」では、日本テレビとフジテレビの多彩な番組が配信されていました。日本テレビの番組には、たとえば「日テレ どうぶつDEカレンダー」があり、こちらは動物の映像を使用した干支占いを提供していました。この番組は、元々2012年4月から6月の間、日替わりで配信されていました。

また「ぶらり特選 鉄ビュー3D」は、鉄道の運転席からの景色を楽しむことができる内容で、ナレーターも数回交代しました。さらに、「マジック教室3D」では、ナポレオンズが出演するマジックの実演と、そのタネの解説が毎日配信されており、特別な回には他のプロマジシャンがマジックを披露することもありました。

フジテレビのコンテンツも充実しており、「アイドリング!!!」というアイドルグループの番組や、「日刊トビダス」といった時事ネタを扱ったコント番組もあり、視聴者を楽しませました。また「3Dちょうこくの森」では全国の彫刻作品を紹介し、「まいにち☆3Dデート」では疑似デート体験が提供されるなど、様々なジャンルのコンテンツが配信されていました。

最後に

「いつの間にテレビ」は、短い時間で手軽に楽しめる3Dコンテンツとして注目を集め、多くのユーザーに利用されました。しかし、2012年6月のサービス終了により、その全盛期を見守ったファンたちは、思い出と共にそのサービスを振り返っています。今ではこのサービスは過去のものとなっていますが、当時の革新的な試みやコンテンツが多くの人々の記憶に残っています。

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