いつもと違う場所で

いつもと違う場所で (THE BOOM)

「いつもと違う場所で」は、日本の音楽グループTHE BOOMが2000年3月16日にリリースした23枚目のシングルです。この楽曲は、THE BOOMが20世紀に発表した最後のシングルとなりました。

楽曲の特徴

この曲は、1995年に発表された「手紙」と同様の、ポエトリーリーディングのスタイルを取り入れています。ヴォーカルの宮沢和史による語りと歌が融合した、独特な表現が特徴です。

歌詞には、宮沢賢治、ブッダ、手塚治虫、ジョン・レノンといった偉人たちの言葉が引用されており、深いメッセージ性が込められています。これらの引用は、楽曲のテーマをより豊かにし、聴き手に様々な解釈を促します。

環境キャンペーンソングとしての側面

「いつもと違う場所で」は、朝日放送（ABC）の「ガラスの地球を救え」キャンペーンソングとしても使用されました。このキャンペーンは、環境問題への意識を高めることを目的としており、楽曲のメッセージがキャンペーンの趣旨に合致したため、タイアップが実現しました。楽曲を通して、環境保護の重要性を訴えかける役割も担いました。

ミュージックステーションでの披露

リリース時には、テレビ朝日系列の音楽番組「ミュージックステーション」に出演し、フルコーラスで楽曲を披露しました。これにより、多くの視聴者に楽曲が届けられ、THE BOOMの音楽性を広く知らしめる機会となりました。

収録曲

1. いつもと違う場所で
* 朝日放送「ガラスの地球を救えキャンペーン」キャンペーンソング
2. I don't wanna say No

全曲、作詞・作曲は宮沢和史が担当しています。

「いつもと違う場所で」は、THE BOOMの音楽性の中でも、特にメッセージ性の強い楽曲の一つとして位置づけられます。ポエトリーリーディングというスタイルを通して、社会や環境に対する問題提起を行うと同時に、聴き手の心に深く響く作品となっています。

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