いま世界は

『いま世界は』（いませかいは）

『いま世界は』は、2010年10月から2017年9月までBS朝日で放送されていた報道・情報番組です。この番組は、BS朝日の開局10周年を記念した特別番組としてスタートし、BS朝日とテレビ朝日の共同制作によって制作されました。日本以外の国々に焦点を当て、海外の情報を豊富に提供することを目的としました。

番組の概要

『いま世界は』は、ANN（朝日ニュースネットワーク）の海外特派員によるリポートや、海外で活躍する日本人へのインタビューを通じて、様々な国際情勢や文化を視聴者に届けました。番組のキャスターは、テレビ朝日の小松靖アナウンサーとフリーアナウンサーの木佐彩子が担当しました。特に木佐は、フジテレビから9年ぶりの復帰を果たし、この番組を通じてその存在感を示しました。彼女は帰国子女であり、その豊富な経験が視聴者に信頼感を与えました。

2011年には放送時間が拡大され、19:00から20:54の2時間枠になりました。これに伴い、海外エンターテイメント情報を特集するコーナーが加わり、また東日本大震災の影響を受け、国内ニュースも取り上げるようになりました。

スタジオと放送内容の変遷

初期には『News Access』のスタジオを使用していましたが、2011年4月には『やじうまテレビ!』の第5スタジオに移転し、後に『スーパーJチャンネル』のセットに変更されました。こうしたスタジオの変更により、視聴者は新たな演出や視覚的な要素を楽しむことができました。

番組は2012年にCS放送でも時差放送されましたが、数か月で打ち切られました。その後、2017年9月24日に放送を終了し、翌週からは『日曜スクープ』が始まりました。小松と川村晃司は新番組にも参加しました。

主な出演者

番組終了時の主なキャスターには木佐彩子、小松靖の他、矢島悠子も含まれていました。また、多彩なコメンテーターが出演し、川村晃司、高橋進、手嶋龍一、渋谷和宏などが国際情勢について意見を交わしました。これにより、視聴者はさまざまな視点からの情報を得ることができました。

放送時間とコーナー構成

放送は毎週日曜日の18:54から20:54まで行われており、特別プログラムで休止することもありました。主なコーナーには最新ニュースを扱う「トップストーリーズ」や、世界各国の新聞からの情報を紹介する「世界の新聞」などがあり、視聴者は短い時間で広範な情報に触れることができました。

特徴的なコーナー

「ima-seka特集」では、特派員の取材をもとにしたオリジナル企画が展開され、特に朝日新聞の「GLOBE」と連動した特集も行われていました。また「世界の賛否両論」では、時事問題に関する意見や議論が取り上げられ、街頭インタビューを交えながら多様な意見を視聴者に届けました。

終了後の関連番組

『いま世界は』が終了した後、関連する番組として『いま日本は』がスタートしました。こちらは日本国内のニュースに特化した内容で、視聴者に新たな視点を提供しました。

このように、『いま世界は』は国内外の情報を分かりやすく提供し、視聴者の国際的な視野を広げることに貢献した番組でした。

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