いわかける! -Climbing Girls-
概要
『いわかける! -Climbing Girls-』は、著者石坂リューダイが描く日本の
漫画作品である。2017年12月から2019年5月まで、
Cygamesのウェブコミック『
サイコミ』で連載された。続編として『いわかける!! -Try a new climbing-』が同年6月から2021年3月まで放送された。
あらすじ
第1章 -Climbing Girls-
物語は、中学時代に内向的だった笠原好が高校に進学し、新しい挑戦をする姿から始まる。彼女は同じ1年生の上原隼が準備している
スポーツクライミングに魅了され、花宮女子クライミング部に入部する。彼女は次第に、「壁のパズルを解く」ことの魅力に取りつかれ、徐々に仲間と共に成長していく。実力を持つ選手たちと共に春季クライミング選手権に出場し、ほかのメンバーが優勝する中、自身は決勝進出を逃すものの、チームの団体優勝に貢献する。
次の目標として関東高校
ボルダリング選手権に挑むが、厳しい競争の中で怪我や試合経験不足が重なり、最終的には優勝を逃してしまう。挫折を経験した好たちは次の目指す全国高校コンバインド・ジャパンカップに向けての練習を始める。
第2章 -Try a new climbing-
半年後、第2章は好が数々の大会で輝かしい成績を収め、名声を得るところから始まるが、エキシビションマッチを通じてさらなる課題に直面する。花宮女子クライミング部に戻った隼を中心に、スピード競技に特化した練習が始まるも、好は行き詰まりを感じながらも、国令館高校の高橋水夢の助言を受けて成長を果たす。
しかし、部のムードは幸与の怪我によって厳しさを増し、彼女を欠いたチームで全国大会へ臨むことが決まる。大会では、各校がしのぎを削る中、好は仲間の支えを受けながらも、初めてのリード競技に挑む時、自身の情熱を再確認し、見事優勝を果たすことにつながる。
主要キャラクター
- - 笠原好: 主人公。初心者からの成長過程を描いたキャラクターで、独自の空間認識能力で成長を遂げる。
- - 上原隼: 好の親友として、スポーツクライミングにおいて高い実力を持つ。
- - 四葉幸与: クライミング部の部長であり、理事長の娘。優れた実力の持ち主。
- - 杉浦野々華: 部の支えであり、明るい性格で仲間を引っ張る存在。
- - 来栖アンネ: 国令館高校のトップ選手で、好の最大のライバル。
作品の魅力
本作は、個性的なキャラクターたちがそれぞれの障害を乗り越え、友情を深めながら成長していく姿を描いている。クライミングというスポーツを通じて、彼女たちの強い絆や挑戦する姿勢を感動的に表現しているのが魅力であり、原作を忠実に再現したアニメも好評を博している。
全体を通して、監督や制作スタッフにより美しい作画とキャラクターの感情が見事に表現されており、スポーツを通じた青春群像劇として多くのファンを魅了している作品である。