いわさききょうこ

いわさき きょうこ

岩崎京子（いわさき きょうこ、本名同じ）は、1981年8月1日に東京都墨田区で生まれた日本のシンガーソングライターです。自身で作詞・作曲を手がけ、主にピアノやギターを演奏しながら歌う弾き語りのスタイルで活動しています。ファンや関係者からは、親しみを込めて「いわきょー」という愛称で呼ばれています。

彼女の音楽キャリアは、立教大学に在学していた2000年に始まります。この年、高校時代からの友人である梶原もも子と共に「ピコマコ」という音楽ユニットを結成しました。ユニットは活動を続け、2003年にはユニバーサルミュージックからオリジナル楽曲「フォトグラフ」を発表し、プロのアーティストとしての一歩を踏み出します。しかし、ユニットはその後解散に至り、岩崎京子氏は2004年からソロアーティストとしての道を歩み始めます。ソロ活動開始と同時に、彼女は全国各地を巡るライブツアーを開始し、多くの聴衆に自身の音楽を届け始めました。

ソロ転向後、精力的に作品制作とライブ活動を続け、複数のアルバムを世に送り出しています。2007年には初のミニアルバム『風人』をリリース。その後も、2008年にオリジナルアルバム『僕のセイだと僕は知る』を発表するなど、コンスタントな活動を展開します。

2011年にはアルバム『今、僕のすべて』をリリース。翌2012年には、井上ともやす氏と共にインターネットを通じて配信される音楽番組「どこへ行くフォークソング」を立ち上げ、パーソナリティとしても活動の幅を広げました。この番組では、フォークソングを中心に様々な音楽やトークを届けていました。

音楽作品のリリースも続き、2012年にはミニアルバム『花のように』、2013年には初のカバーアルバムとなる『歌は眠らない』を発表。2014年にはミニアルバム『Downtown Rhapsody』、2015年にはカバーアルバム第二弾となる『歌は眠らない II』をリリースするなど、オリジナル楽曲だけでなく、様々な楽曲へのアプローチを試みています。

近年もその活動は衰えることなく、2018年にはオリジナルアルバム『道の鼓動』を発表。さらに2021年にはオリジナルアルバム『かっぱが飛んだ空』と、同年に開催されたライブの模様を収めたライブアルバム『Live in the Garage 2021』を立て続けにリリースしています。これらの作品を通じて、彼女の音楽性の変遷やライブでの熱量が伝えられています。

また、過去にはユニット「ピコマコ」として、文化放送のラジオ番組「ピコマコの烏龍茶ナイト」を担当していた経験もあります。音楽活動の傍ら、メディアでの発信活動も行っていました。

長年にわたり、自身の言葉とメロディーで多くの人々に音楽を届け続けている岩崎京子氏。弾き語りというシンプルなスタイルの中に、表現者としての深いメッセージや情感が込められており、今後の活動にも注目が集まっています。

ディスコグラフィ

発表された主なアルバム作品は以下の通りです。

オリジナル・アルバム
『僕のセイだと僕は知る』（2008年5月10日）
『今、僕のすべて』（2011年3月23日）
『道の鼓動』（2018年1月26日）
『かっぱが飛んだ空』（2021年6月10日）
『Live in the Garage 2021』（2021年12月25日） - ライブアルバム

ミニ・アルバム
『風人』（2007年5月20日）
『花のように』（2012年5月17日）
『Downtown Rhapsody』（2014年2月15日）

カバー・アルバム
『歌は眠らない』（2013年12月1日）
『歌は眠らない II』（2015年10月7日）

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