うるわしきひと/青春のとびら

いきものがかりのシングル『うるわしきひと/青春のとびら』

いきものがかりの5thシングル『うるわしきひと/青春のとびら』は、エピックレコードジャパンから2007年2月14日にリリースされました。このシングルは、彼らの1stアルバム『桜咲く街物語』の先行シングルとなった作品で、特に注目すべきは彼ら初の両A面シングルであることです。前作「流星ミラクル」からわずか2ヶ月後のリリースということで、彼らの活発な音楽活動を印象づけています。

収録曲の紹介

1. うるわしきひと (4:28)

この曲は、いきものがかりのリーダー水野良樹の作詞・作曲によるもので、編曲は江口亮が担当しています。「うるわしきひと」はコカ・コーラの「アクエリアス ビタミンガード」のCMソングとしても知られています。また、水野が高校時代に組んでいたバンド「Groovy★Jack」の楽曲をモチーフにしているため、彼の音楽的バックグラウンドを感じることができます。さらに、プロモーションビデオにはタレントの高山侑子が出演しており、視覚的にも楽しませてくれる作品です。

2. 青春のとびら (2:57)

次に収録されている「青春のとびら」は、映画『モンスター・ハウス』のテーマソングとしても使用されました。この曲も水野によって作詞・作曲され、編曲はWESTFIELDが担当しました。本作は収録曲の中で最も短いものであり、そのためシンプルで直感的な印象を与えます。また、この曲のプロモーションビデオは映画の映像を使用して制作されましたが、権利上の問題からこのPVは2009年に発売されたPV集『とってもええぞう』には収録されていないことが残念です。

3. 春一番 (3:29)

3曲目の「春一番」は、1970年代に活躍したアイドルグループ・キャンディーズの楽曲をカバーしたものです。このカバーにより、いきものがかりは新たな一面を見せました。しかしこの曲以降、カバー曲の収録は一旦途切れ、次にカバーが収録されるのは17thシングル「ノスタルジア」の収録曲「時をかける少女」となります。

インストゥルメンタル

このシングルは両A面であるため、2曲それぞれのインストゥルメンタル・バージョンも収録されています。インストゥルメンタルは、メロディーラインを純粋に楽しむことができ、演奏技術やアレンジを深く知るための一つの手段でもあります。

アルバムへの収録

本シングルの収録曲は、後にリリースされた1stアルバム『桜咲く街物語』にも収められています。さらに、ベストアルバム『いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜』にも含まれており、彼らの代表的な楽曲として位置づけられています。

最終的に、このシングルはいきものがかりの音楽キャリアの中で重要な位置を占めつつ、今でも多くのファンに愛されています。彼らの音楽が数多くの人々の心に響き、共感を呼び起こす理由がこのシングルには詰まっていると言えるでしょう。

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