えんそく

えんそく: 日本のヴィジュアル系バンド

えんそくは、2005年10月30日に正式に活動を開始した日本のヴィジュアル系バンドです。彼らのルーツは、同年8月に結成されたセッションバンドに遡ります。彼らの目標は「とにかく楽しいライブを作る」こと。それにより、会場内の全ての人々を巻き込み、一体感あふれる体験を提供することに力を注いでいます。これを実現するために、ユニークな振り付けや集団でのトランス状態を作り出すことを試みており、自らを「大人のお遊戯会」と称しています。

結成から現在までの道のり

結成からさまざまな挑戦を経る中で、2020年には15周年を迎え、東京・中野サンプラザでの単独公演が予定されていました。しかし、コロナ禍の影響で無観客配信ライブに変更となりました。その後、2023年に中野サンプラザの閉館前の特別なライブを実施しました。

えんそくは、年間約100本のライブを重ねてきたことで知られていますが、コロナウイルスの影響でその活動に変化が訪れました。彼らのファンは「イイコ」と呼ばれ、ライブ中に繰り広げられる「茶番」と題したアドリブ劇は、独特な魅力を放っています。このアドリブ劇のスクリプトは、ボーカルのぶうが考案し、日々の時事ネタや社会問題を織り交ぜながら、音楽の世界観を演じるのが特徴です。

代表的な活動とリリース

えんそくは、毎月発行されるフリーペーパー「まほろば」の配布やオリジナルキャラクター「Eちゃん」の発表など、ファンとの交流を大切にしています。2017年には、Eちゃんが「ゆるキャラグランプリ」でランキング入りするなど、さらなる認知度を高めました。また、新たな挑戦として、2024年には自主レーベル「アシオトレコード」を立ち上げる予定です。

メンバーの紹介

えんそくは、現在のメンバーはぶう（ボーカル）、クラオカユウスケ（下手ギター）、ミド（ベース）、Joe（上手ギター）、SIN（ドラム）です。ぶうは、バンド内でのテーマ設定を担当しており、キャラクターを持ち込むことでファンの印象に残る存在です。クラオカユウスケは、おバカキャラとしてファンに愛され、ミドはお酒好きのリーダーです。Joeは、陽気で明るい性格を持つ上手ギター担当として知られています。最後に、ドラムのSINは、多趣味であることでメンバーたちとの会話を豊かにしています。

独自のスタイル

えんそくの特徴の一つは、ライブパフォーマンスにおける親しみやすさです。彼らの衣装やメイクも個性的で、観客とのインタラクションを大切にしています。アンコールの際には「ガンダーラ」と声を上げるファンの姿は、彼らのライブの一部として定着しています。また、各メンバーが持ち寄る独自のキャラクターやエピソードは、ライブのたびに新しい話題を提供し、去ることのないエンターテインメントを演出しています。

今後の展望

えんそくは、これからも新しい挑戦を続け、ファンを楽しませる為の活動を展開していくことでしょう。結成20周年に向けた47都道府県ツアーも計画されており、彼らの活動から目が離せません。ライブの魅力を再確認できる機会であると同時に、地方のファンに届く新しい形でのパフォーマンスを楽しみに待ちましょう。

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