えんてつカードの概要
えんてつカードは、
遠州鉄道株式会社によって2008年9月より提供されているポイントカードおよび
クレジットカードです。遠鉄グループ関連の施設や店舗で利用でき、ポイントを蓄積することでさまざまな特典を享受できます。以前は
三菱UFJニコスと提携していましたが、現在の新しいえんてつカードでは静銀セゾンカードと提携しています。これにより、ポイント機能付き
クレジットカード(ポイント&
クレジットカード)と、遠鉄グループの各ポイントを統合したポイント専用カードが発行されています。
えんてつカードをナイスパスという
ICカードに登録することで、バスや電車利用時にポイントが貯まる仕組みもあり、会員数は2020年6月時点で約55万人に達しています。貯まったポイントは「えんてつポイント」と呼ばれ、1ポイントあたり1円として様々な店舗で利用可能です。
利用可能な種類
えんてつカードには、
クレジットカードとポイント専用カード、プリペイドカードの3種類があります。
- - ポイント&クレジットカード: VISA、MasterCard、JCBの国際ブランドを選べ、年会費は永年無料です。このカードを持つことで、遠鉄ストアでの割引やポイント還元を受けることができます。さらに、ナイスパスのオートチャージにも対応しています。
ポイント専用カード
- - クレジット機能がないため、主にポイントを貯めるために利用されます。ポイントの有効期限は1年間で、規定に従って失効することがあります。
プリペイドカード(EPiCAおよびCoGCa)
- - EPiCAはVISA電子マネー機能を持ち、広範囲な店舗での利用が可能ですが、2023年にはCoGCaに引き継がれました。CoGCaは小学生以下の子どもにも発行可能で、電子マネー機能を利用して便利で柔軟な決済が行えます。
歴史
えんてつカードの歴史は1989年に遡ります。その年、日本信販と提携して
クレジットカードの発行を開始し、その後様々な進化を遂げました。2008年には現在の形式のカードが運用され、会員数は順調に増加してきました。2014年には会員数が50万人を突破し、特別キャンペーンも行われました。
近年では、電子マネー機能や特別優待、サービスの導入が進み、地域社会との連携を深めてきています。2022年には新しいサービスや機能も取り入れられ、会員に向けたさらなる利便性の向上が図られています。
キッズクラブ
さらに、えんてつカードでは小学生以下の子どもを対象にした「えんてつカードキッズクラブ」も運営されています。このクラブに入会することで、特別なスタンプカードが配布され、参加施設でスタンプを貯めて特典を受け取ることができるなど、子ども向けの充実したサポートが用意されています。誕生月に特典があるほか、友達や家族とともに楽しいイベントにも参加できる機会があります。
まとめ
えんてつカードは、遠鉄グループ関連のサービスを利用する際に大きな利便性をもたらしており、地域貢献との関わりを深め、利用者にお得な特典を通じて様々なサービスを提供しています。地域に根ざした企業である強みを生かし、今後もさらなるサービスの充実が期待されます。