おぐらとしひろ

おぐらとしひろのプロフィールとキャリア

おぐらとしひろ（小倉敏博）は1971年5月9日生まれの日本の俳優・アクション監督です。東京都出身で、身長165cm、体重52kgという体型を持つ彼は、特にスタントマンや特撮番組のスーツアクターとして広く知られています。彼はジャパンアクションエンタープライズ（JAE）に所属し、全身を使ったアクションに定評があります。彼の豊かなキャリアは、多様な役割と作品に支えられています。

人物・来歴

おぐらはJACの第20期生としてアクションの道を歩み始め、高校生時代にはスタントチームのオーディションを受け、見事に合格を果たしました。彼は後楽園ゆうえんちで開催された特撮ショー「鳥人戦隊ジェットマン」での補助を経て、日光江戸村において、数多くのアクションショーに参加しました。この経験により、彼はその技術を磨き上げ、アクションのスペシャリストとして成長しました。

スーツアクターとしてのキャリアをスタートさせた彼は、「五星戦隊ダイレンジャー」や「重甲ビーファイター」といった作品での怪人役を務め、さらに「ビーロボカブタック」、「テツワン探偵ロボタック」、「燃えろ!!ロボコン」でレギュラーを獲得。彼は平成仮面ライダーシリーズにも参加し、多くのファンに愛されるキャラクターを演じました。特に、2007年に出演した「仮面ライダー電王」ではリュウタロス役を演じ、大きな注目を浴びました。彼はその後も「ゴーカイジャー」や「ウィザード」などのシリーズで定期的に登場し、作品の魅力を引き立てています。

2010年には自身が参加する音楽ユニット「J-MEN」でデビューし、シングル「限界Revolution」をリリース。アクション監督としても経験を積み上げ、映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」で監督としてデビューしました。以後、俳優業と並行してアクションの指導にも力を入れる姿勢を見せています。

エピソード

彼がJACに志望した理由として、小学生時代から影響を受けた「必殺シリーズ」がありますが、入所後に知った事実には驚かされたそうです。また、オーディションではトランポリンで失敗したにもかかわらず合格できたことを不思議に思っている一方で、その経験が彼にとって貴重な財産となりました。日光江戸村での毎日のステージ経験が成長に繋がり、多くのJACの先輩たちとの交流から多くを学んだとも語っています。

彼の役作りにもユニークなエピソードがあります。例えば、「重甲ビーファイター」で演じたロボット怪人の役では、アクション監督からの叱責を受けたことがありました。それでも、彼はその後「カブタック」でのレギュラー役を得ることとなり、波乱万丈なキャリアを築いていきました。また、「仮面ライダー響鬼」では愛猫の話がきっかけでバケネコ役に選ばれたり、「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード＆フォーゼ」での出演時には自らリメイクキャラクターを引き受けるなど、彼の俳優としての柔軟な対応力が伺えます。

主な出演作品

おぐらが出演した作品は多岐にわたり、テレビドラマや映画、特撮など多様な分野での活動が見受けられます。主要な出演作品には次のようなものがあります：

• - テレビドラマ：『電車男』、『義経』、『結婚できない男』等
• - 特撮テレビドラマ：『仮面ライダーシリーズ』、『海賊戦隊ゴーカイジャー』
• - 映画：『陰陽師』、『ゴジラ FINAL WARS』等
• - 舞台：『新・幕末純情伝』や各種特撮ショー

おぐらとしひろは、その高い技術力と幅広いキャリアにより、特撮やアクションの世界において欠かせない存在となっています。彼の今後の活躍にも期待が寄せられています。

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