おじゃれセンター

おじゃれセンターについて

おじゃれセンターは、東京都青ヶ島村に位置する多機能の公共施設です。このセンターには診療所、保健・福祉施設、そして保育所が入居しており、地域社会の健康と福祉を支える重要な役割を果たしています。2002年の開設以来、青ヶ島の住民に必要なサービスを提供し続けています。

施設の名称の由来

施設名の「おじゃれ」は、青ヶ島特有の方言で「おいでください」という意味を指しています。この言葉の持つ温かさが、地域の人々への開かれた姿勢を象徴しています。島の持つ文化と風土が感じられるこの名称は、訪れる誰もを歓迎する意図が込められています。

所在地

おじゃれセンターは、〒100-1701 東京都青ヶ島村無番地に位置しています。この無番地という地名も、青ヶ島ならではの特異性を示しています。

各施設の内容

青ヶ島診療所

診療所では、一般病床が2床あり、内科、産婦人科、外科の診療が行われています。また、歯科診療は月に2回、眼科や耳鼻咽喉科、整形外科の巡回診療も年に1回行われており、限られたリソースの中で地域住民の健康管理を支援しています。

診療時間は、平日の月曜日から金曜日で、午前9時から13時まで一般外来を受け付けており、14時からは検査や手術、往診などが行われます。医療チームは医師1名と看護師1名で構成されており、地域医療に尽力しています。

保健・福祉施設

保健・福祉機能としては、青ヶ島村在宅サービスセンターと青ヶ島村保健センターが設けられています。これらの施設には機能訓練室や介護浴室、調理室が完備されており、高齢者と保育園児が交流できる場も整っています。地域の福祉を支える場としての役割を果たしています。

青ヶ島村保育所

青ヶ島村保育所は、児童福祉法の基準を満たす通常の保育所とは異なり、へき地保育所として位置付けられています。子ども・子育て支援法で規定される特例保育を実施しており、定員は30人であり、子供たちは満2歳半から入園可能です。

保育所の職員には所長、保育士、代用保育士がおり、所長は青ヶ島村長が務めています。この役割により、地域の子どもたちが安心して成長できる環境が整えられています。

まとめ

おじゃれセンターは、医療、福祉、教育を一体的に提供する重要な施設です。このセンターは青ヶ島村の住民にとっての生活の基盤であり、地域の絆を深める場所として機能しています。土壌が豊かで独自の文化を持つ青ヶ島村のシンボル的存在となっているこのセンターは、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。

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