おなり〜っ ボロッ殿だい

おなり〜っ ボロッ殿だい

『おなり〜っ ボロッ殿だい』は、講談社の「テレビマガジン」にて1976年から1977年にかけて連載された、真樹村正とダイナミック・プロによる漫画作品です。前作『ジャンジャジャ〜ン ボスボロットだい』の続編として、ボスボロットがパワーアップした姿、ボロッ殿が繰り広げる騒動を描いています。

あらすじ

前作で活躍したボスボロットは、アシモフくんによって改造され、ボロッ殿として生まれ変わります。ボロッ殿一家は、科学要塞公衆便城に住みながら、様々な騒動に巻き込まれていきます。前作に比べ、エッチな描写は控えめになっているのが特徴です。

登場人物

ボロッ殿: アシモフくんによって改造されたボスボロット。体内に蓄積されたゴミをエネルギー源としていましたが、治療によってゴミを抜き取られ機能停止。アシモフくんによって修理・改造され、ボロッ殿となりました。頭のチョンマゲは、エッチな行動をするとアシモフくんのリモコンで平手打ちされる仕掛けになっています。

最終回では、交通事故で瀕死の重傷を負った葉子ちゃんを救うため、自らの部品を提供し、サイボーグとして蘇らせました。

江久保葉子: 本作で小学6年生に成長。ロボットであるボロッ殿たちと異なり、成長していく葉子ちゃんの姿が描かれています。作中では、下半身裸になるなどエッチな目に遭うことも。柔道の心得があり、ボロッ殿に指導することもあります。

最終回では交通事故に遭いますが、アシモフくんとボロッ殿一家の決断により、サイボーグとして復活します。

ブスボロA: ボロッ殿一家の保護者的存在。ドケツドパンチはボロッ殿以上の威力。ボロッ殿をいじるのが趣味。改造で「茶くみばばあ」にされそうになり、涙目で拒否しました。

チンボロ三太夫: チンボロポンスケが改造された家老ロボット。頭にチョンマゲが付いています。

お刀モチット: テンガーV100点が改造した小姓ロボット。前作同様泣き虫です。

ダバット: 馬型ロボット。ボロッ殿に変わってからの新キャラクターです。

アシモフくん: ボスボロットをボロッ殿に改造した天才少年。葉子ちゃんを救うために、ボロッ殿一家に部品提供を依頼し、サイボーグとして蘇らせます。最終回では、葉子ちゃんのために新たなロボットを作ることを決意します。

スーパー葉子ちゃん: アシモフくんが作り上げた、乗り込み操縦式の巨大ロボット。江久保葉子の姿をしており、おっぱいの部分が操縦席になっています。

ゴミロボ若大将: 夢の島のゴミから生まれたロボット。人間に恨みを抱き、スーパー葉子ちゃんと戦います。

ゴミクズ博士: ゴミロボ若大将が作った科学者ロボット。様々な発明を行いましたが、最終決戦でボロッ殿に盾にされ破壊されました。

アクモフくん: アシモフくんのライバル。ゴミロボ若大将と手を組み、ボロッ殿一家を倒そうとしますが、敗北します。

インセキキング: 宇宙から来た隕石型の怪人。名前を略されたことに怒ります。

ボクサーロボットゾウキング: 象の姿をしたボクサーロボット。必殺技で対戦相手を死亡させます。こちらも名前を略されたことに激怒します。

ロボチンポー: 宇宙から来たロボット。地球に立ち小便をしに来ます。ボロッ殿と葉子ちゃんを取り合い、小便の美しさで勝負します。

ロボ川ススム: 家庭教師ロボット。葉子ちゃんに過度の勉強を強います。ブスロボAに一目惚れしますが、ボロッ殿に破壊されます。

ダイヤモンドチョウチョウキング: 蝶の姿をしたロボット怪人。魔法の鏡より美しい葉子ちゃんを憎み、毒ヤキイモを食べさせようとします。


『おなり〜っ ボロッ殿だい』は、前作に続き、個性的なキャラクターたちが繰り広げる、笑いあり、涙ありのドタバタコメディ作品です。

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