おめざめワイド

おめざめワイドの概要

『おめざめワイド』は、1994年4月から2009年3月まで中京テレビで放送されていた朝の情報番組です。日本テレビ系列の『ズームイン!!SUPER』のローカル差し替え版として放送されており、地域に密着した情報を提供してきました。

番組の歴史と変遷

この番組は、以前の帯番組『おはようテレワッサン』に代わってスタートしました。当初は『おめざめワイド600』というタイトルで放送されていましたが、キャスターにきくち教児を起用することで番組名を『教児のおめざめワイド』に変更しました。2001年には『ズームイン!!SUPER』の開始に伴い、放送時間が変更され、タイトルも『おめざめワイド!530』に改められました。

さらに、2004年に番組名称を『おめざめワイド』に統一し、本格的なリニューアルが行われました。この際、高精細度テレビジョン放送 (HD)の開始に合わせて、スタジオのセットや番組タイトルロゴも刷新されました。長年にわたり、きくち教児と安部まみこの二人がメインキャスターを務めていましたが、2005年に安部がメインとなり、きくちはサブキャスターへと降格しました。

2008年には再びリニューアルが行われ、板谷学がメインキャスターとして起用されました。この変更により、『ズームイン!!SUPER』のキャスターが登場し、内容が充実した番組へと進化しました。また、放送スタイルも見直され、実質的には『ズームイン!!SUPER』とのオムニバス形式に変わっていきました。

番組の構成は、5:19からの『おめざめワイド』枠と、続く6:30からの『ズームイン!!SUPER』枠に分かれていました。ニュースコーナーや特色ある企画が展開され、地域の視聴者に親しまれる内容が盛り込まれました。特に、きくちによる新聞コーナー「教児のかわら版」や、気象予報士による天気予報が好評を博しました。

番組終了とその後

2009年3月27日の放送をもって『おめざめワイド』は幕を閉じました。その後は中京テレビでも『ズームイン!!SUPER』がほぼフルネットで放送されるようになりましたが、中京エリア向けのコーナーも残されており、地域の特徴を活かした放送が続いています。また、番組の流れを受け継ぎ、自社制作の『おはZIP!』が立ち上げられ、ローカル枠が復活しました。これにより、視聴者が親しんだ朝の情報番組のスタイルが再現され、地域のニュースや天気情報が提供され続けています。

出演者とその役割

番組終了時のメインキャスターは板谷学でしたが、初期から多くのキャスターが番組に関わっていました。中でも、気象予報士の二村千津子や、様々なジャンルのリポーターたちが地域の情報を伝える重要な役割を果たしました。特に芸能リポーターの井上公造や、季節ごとのテーマに特化したコーナーが充実していました。

番組には一時的に降板したキャスターもいますが、それぞれが独自のスタイルで視聴者に親しみやすい情報を提供してきました。地域との結びつきを大切にし、多彩なゲストを迎え入れ、視聴者とのコミュニケーションを図る場となっていました。

結論

『おめざめワイド』は、単なる情報番組ではなく、中京テレビの朝の顔として、多くの県民に愛された番組でした。その歴史は、地域密着型のテレビ番組の重要性を象徴するものであり、情報提供の在り方を変え続けた影響力のある存在でした。

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