おバカちゃん、恋語りき

『おバカちゃん、恋語りき』は、佐藤ざくりによって『マーガレット』（集英社）で2008年から2010年まで連載された漫画作品です。全7巻で、単行本が刊行されています。

あらすじ

物語の主人公は、幼い頃から格闘技の英才教育を受け、「西日本最強の女」として名を馳せてしまった女子高生・園田音色。彼女は「恋がしたい！」という一心で、関東にある清琳高等学校へと転校します。しかし、彼女を待ち受けていたのは、問題児ばかりが集められた「特殊科（通称：バ科）」というクラスでの、騒がしい日々でした。

主な登場人物

特殊科（バ科）

清琳高等学校に設けられた、問題児たちの集まるクラス。担任は落合先生。

園田 音色（そのだ ねいろ）

本作の主人公。「西日本最強の女ヒョードル」と恐れられるほどの格闘技の腕前を持つ。明るく素直な性格だが、恋愛には不器用。当初は相澤深に恋心を抱くも破局。後に栄山トキオと交際するが、深への未練も残る複雑な感情を抱えている。
栄山 トキオ（えいざん ときお）

音色に思いを寄せる不良少年。喧嘩っ早く、恋愛にも奥手。音色と出会い、次第に彼女に惹かれていく。筋肉トレーニングが趣味。
原 虹花（はら にじか）

音色の恋を応援するクラスの女子生徒。男子にモテることを最優先に考える、いわゆる「ぶりっ子」。おしゃれで小悪魔的な一面も。
堂島 ケンイチ（どうじま けんいち）

中性的な容姿の男子生徒。同性愛者で、トキオに好意を抱いている。
サブローさん

留年を繰り返している謎多き生徒。無口で優しく、動物に好かれる。
落合先生

特殊科の担任。気弱で優しい性格。

特進科

成績優秀者が集まるクラス。

相澤 深（あいざわ しん）

学園の王子様的存在。成績優秀で生徒会副会長。しかし、裏の顔を持ち、腹黒い一面も。一時期、音色と付き合っていた。
美羅川 日記（みらかわ にっき）

生徒会長。関西弁で話し、深の恋を応援している。
黒須 乃愛（くろす のあ）

生徒会会計。ピュアな性格で、少女[[漫画]]好き。
黒須 絢斗（くろす あやと）

生徒会書記。乃愛の兄。生徒会メンバーでは最年長。

その他

緋山 影虎（ひやま かげとら）

京都在住の不良。音色に惚れ込み、付きまとう。
山口 十吾（やまぐち じゅうご）

影虎の組のヘッド。時代錯誤なヤンキー風の天然男子。
クマ山田 クマ吉（くまやまだ くまきち）

清琳高等学校の裏山に出没する熊。
理事長

清琳高等学校の理事長。ナルシストで、特殊科を嫌っている。
和成（かずなり）

理事長の双子の弟。理事長の秘書。
水島 華弥（みずしま かや）

大富豪の令嬢で、深の元彼女。夢見がちな性格。

特徴

本作は、個性的なキャラクターたちが織りなす、ドタバタな学園ラブコメディです。恋愛模様だけでなく、友情や成長も描かれており、笑いあり、涙ありのストーリーが展開されます。

書誌情報

佐藤ざくり 『おバカちゃん、恋語りき』 集英社 〈マーガレットコミックス〉、全7巻

外部リンク

連載まんが紹介『おバカちゃん、恋語りき』 - ウェイバッ[[クマシン]]

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