お台場めざマルシェ

お台場めざマルシェは、フジテレビの人気朝の情報番組『めざましテレビ』がプロデュースした物産店でした。フジテレビ本社ビルメディアタワー7階に店舗を構え、番組ファンや観光客に親しまれていました。

この物産店の前身は、2010年1月22日から2011年5月8日まで、東京都中央区銀座5丁目のソニービル隣に開設されていた「銀座めざマルシェ」です。銀座店は地下1階に新鮮食品コーナーを設け、2階にはイベントスペース、3階から10階までは各地の物産品を販売するエリア、11階には酒類、12階にはレストラン、13階にはカフェが設けられた大規模な店舗でした。全国各地の農産加工品など、約2万点もの豊富な商品を取り揃えており、多くの来客で賑わいました。この銀座店での成功が、お台場での店舗展開へと繋がったと考えられます。

お台場めざマルシェは、2012年4月8日をもって惜しまれつつ閉店しました。フジテレビ公式HP内の「めざマルシェ」公式ページによると、閉店理由は運営母体である「フジテレビショップ」の改装によるものとされています。番組との連動企画や、各地の特産品を気軽に購入できる場所として人気を博していましたが、改装という形でその役割を終えることとなりました。

お台場めざマルシェの閉店は、番組ファンにとって残念な出来事でしたが、かつては番組を代表する人気企画の一つでした。番組と連動した様々な企画や、日本各地の選りすぐりの商品が並ぶ物産店として、多くの人々に親しまれました。現在では、番組関連のグッズはフジテレビのオンラインショップなどで購入することが可能です。

この店舗の歴史は、テレビ番組と地域産品を連携させた先駆け的な事例として、今も語り継がれています。番組が発信する情報と、地方の魅力を組み合わせることで、新たな顧客層を開拓する試みは、他のメディアや商業施設にとっても参考になるものでしょう。

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