お国言葉で川柳、なもあんだも

番組『お国言葉で川柳 なもあんだも』の概要

『お国言葉で川柳 なもあんだも』は、NHK青森放送局が制作した青森県向けのバラエティ番組で、視聴者参加型の川柳を楽しむ内容となっています。この番組は、元々2001年に始まった地域情報番組『あっぷるワイド』の一部として始まりました。

番組の歴史と発展

番組の起源は2008年3月まで放送されていた『あっぷるワイド』の金曜日コーナー「お国言葉で川柳」に遡ります。このコーナーの終了と共に、2008年4月から毎月第1金曜日に県域独立番組として新たにスタートしました。最初のMCは和田光太郎と大阪府出身のディレクターが考案した形式が特徴で、「津軽のなも、南部下北のあんだも」というフレーズでプログラムが幕を開けます。

番組では、毎回決まったテーマに基づき視聴者から投稿された川柳が紹介され、撰者である渋谷伯龍が「天」「地」「人」の句を選ぶ形式が取られています。また、2ヶ月に1度の特別回では「宙」の句も選ばれるため、多様な言葉遊びを楽しむことができます。

番組の進行と出演者

『お国言葉で川柳 なもあんだも』の進行は、MCの掛け合いが魅力の一つです。和田と松山が組んだ2008年では、テンポの良いやり取りが特徴であり、視聴者から高い人気を得ました。翌年は東京から斎康敬を招き、形式は保持しつつも、独特の穏やかな進行が加わりました。2010年には新MCの田中麗紗が参加し、スタジオのセットもリニューアルされました。

過去の出演者には、和田や松山の他にも数多くの青森局アナウンサーやキャスターが名を連ねており、皆が一丸となって地域に根ざした文化を発信してきました。

放送の形式と流れ

番組の放送は基本的に毎週金曜日の「お国言葉で川柳」内で行われており、特番としても不定期に放送されています。視聴者からの反響を受け、毎回様々な方言や文化に基づいた内容が織り交ぜられるため、地域の特性を映し出した内容となっています。加えて、震災の影響を受けた時期もありましたが、その後の継続的な放送により地域の絆を強化する役割を果たしました。

番組の宣伝とエンディング

さらには、NHKらしからぬコミカルなスポットCMが放送されるなど視聴者へのアプローチに工夫が見られます。エンディングテーマにはおおたか静流の「りんごの木の下で」が起用され、地域色を大切にした番組作りが行われています。

結論

このように『お国言葉で川柳 なもあんだも』は、地域の言葉と文化を活かしながら、親しみやすいスタイルで視聴者に楽しさを届ける番組です。青森県民の気質や文化を大切にしつつ、地域の誇りを育んでいく役割を担っています。

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