お手々つないで

テレビドラマ『お手々つないで』の概要

『お手々つないで』は1977年11月1日から1978年3月28日まで、テレビ朝日系列にて放送された全21回のドラマです。この番組は、名古屋テレビの開局15周年を記念して制作され、主演には著名な俳優・森繁久彌が務めました。このドラマは、当時のテレビ朝日系列局の8社が共同で制作した作品です。

ストーリーの背景とテーマ

本作の中心となるのは、孤高の老画家・原洋介と、彼が出会う記憶喪失の若い女性・咲子です。二人の心温まるふれあいを通じて、さまざまな人間関係や感情が描かれます。特に、記憶喪失の咲子が新しい自分を見つめ直す過程や、老画家が彼女とのふれあいを通じて再生へと向かう姿は、観る者に深い感動を与えます。ヒューマンコメディとしての側面も強く、温かみのあるユーモアがストーリーに彩りを添えています。

放映リストと各回の内容

ドラマは各回ごとに異なるエピソードを展開しました。

• - 11月1日：スタート
• - 11月8日、15日、22日：特にサブタイトルなし。
• - 11月29日：「咲子の過去を高原に」
• - 12月6日：「落選万歳！うれし泣き」
• - 12月13日：「尾道に咲子の親が…」
• - 12月20日：「珍道中！名古屋の個展」
• - 12月27日：「サンタ・苦労ス!」
• - 1月10日：「あの人は…咲子の姉？」
• - 1月17日：「スキ・スキ・スキヤキ！」
• - 1月24日：「恋だ・愛だ・勘違い！」
• - 1月31日：「パパはおじいちゃん！」
• - 2月7日：「合言葉は山・川」
• - 2月14日：「ヤッタゼ・ビーナス！」
• - 2月21日：「アー無残・オー謀反」
• - 2月28日：「おめでた・結婚また結婚」
• - 3月7日：「緊急事態・緊急指令！」
• - 3月14日：「帰ってきたかぐや姫」
• - 3月21日：「春よ恋・恋！」
• - 3月28日：「朝陽の中から…！」

主演キャストと制作スタッフ

このドラマには、森繁久彌が演じる老画家・原洋介の他にも、中川七瀬（咲子役）や芦屋雁之助（源徳役）、榊原るみ（啓子役）など、個性豊かなキャストが揃いました。また、音楽や演出にも注目が集まり、プロデューサーの和久哲也、原作・脚本の高橋玄洋がその中心となり、制作が進められました。

音楽とテーマソング

ドラマの主題歌は、「いつか別れの」という曲で、作詞は高橋玄洋、作曲は小林亜星によるものです。この曲は、物語の切なさや希望を反映したもので、多くの視聴者に親しまれました。

『お手々つないで』は、心に残るエピソードと感情豊かなキャラクターたちの魅力で、放送当時から多くの人に愛された作品です。ヒューマンコメディとしての奥深さは、今なお視聴者に影響を与えています。

もう一度検索