かざあなダウンタウン

かざあなダウンタウン

『かざあなダウンタウン』は、1995年5月9日から1996年3月30日までテレビ朝日系列局で放送されたバラエティ番組です。司会を務めたのは、お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功と松本人志の二人です。この番組は、メンバーたちのトークや、若手お笑いタレントたちによるチャレンジコーナーを中心に構成されていました。

番組の進行

放送開始時、番組は関東ローカルでの深夜枠からスタートし、火曜日の深夜1時台に放送されていました。しかし、1995年10月に番組が改編され、放送枠が大幅に移動して全国放送の土曜日深夜11時55分からの枠に昇格しました。この変更に伴い、番組の内容も大きくリニューアルされ、スタジオでのゲームコーナーと屋外ロケ企画「ダウンタウンとロケしましょう」の2本柱が展開されました。

後期の進化

また、番組後期にはフリートークの時間も増え、より多彩な内容が提供されました。この時期、1992年から1993年に同系列の朝日放送で放送された『摩訶不思議 ダウンタウンの…!?』と多くの共通点を持っていたことも注目されました。

松本人志の思い

興味深いことに、松本人志は当初この番組にあまり乗り気ではなかったと言われています。普段はあまり休まない松本が何度も「お腹が痛い」と大義名分を立てて番組を欠席することもありましたが、これに対し、今田耕司や若手芸人たちは精力的に身体を張って番組を盛り上げました。

リットン調査団の存在

番組には、ダウンタウンの常連メンバーに加え、当時全国的には無名だったリットン調査団が出演していました。リットン調査団は年長のコンビでありながら、特にお色気企画ではその存在感を存分に発揮し、浜田雅功からも「こいつら（リットン）が活きるのはここやったんや」と言わしめるほどでした。

音楽とエンディング

オープニングテーマは、当時ブレイク直前だったGLAYが担当し、番組が全国放送に昇格したタイミングで、約3ヶ月間流れていました。エンディングテーマも多彩で、ザ・キング・トーンズやLINDBERGなど、さまざまなアーティストの楽曲が使用されていました。

今後のダウンタウン

『かざあなダウンタウン』を最後に、ダウンタウンはテレビ朝日制作の番組において、コンビとしてのレギュラー番組を持つことができていません。単発での出演は何度かあるものの、最後の出演は2007年の『NEWS2007〜ダウンタウンがキャスターやりますSP春〜』でした。

スタッフとネット局

番組の構成はかわら長介など多くの著名な構成作家が手がけ、また衣装協力や制作協力といった面でも多くのサポートがありました。放送ネットワークとしては、テレビ朝日が制作局となり、北海道テレビや秋田朝日放送などで一部放送されました。

『かざあなダウンタウン』はその独特なスタイルと多くの魅力的な出演者により、視聴者に深い印象を残しました。

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