からふる (テレビ高知)

『からふる』: 高知の魅力を届ける夕方情報番組

『からふる』は、2019年9月30日からテレビ高知（KUTV）で放送されている平日夕方に放送される情報と報道を中心としたワイド番組です。この番組は、長寿番組『イブニングKOCHI』の枠を継承しつつ、バラエティ要素と報道機能を組み合わせた初の大型ローカルワイド番組としてスタートしました。

番組の特徴と変遷

『からふる』の放送が始まる3ヵ月前に、以前のバラエティ番組である『テレっちのたまご』が終了しながらも、バラエティの要素を新たに取り込む形でリニューアルがなされました。このリニューアルには『Nスタ』を組み込み、15分のニュースパートを設けることで、視聴者に最新の情報を提供しています。2020年3月には、番組名が『Nスタ＆からふる』に変更され、放送時間も16:50からに前倒しされました。

その後、2021年3月29日には『Nスタ』のネット時間が拡大され、17時台は生活やグルメ情報を中心に構成されました。2022年には放送開始時間が18:15に固定され、報道と情報提供の役割が明確化されました。番組におけるコンセプトも、初期の「毎日に彩りを!」から「高知の“今”にこだわったニュースワイド」へと転換されています。

様々なコーナー

番組内には多様なコーナーが設定されており、その一つに「シェアふる」があります。このコーナーでは県内の魅力的な料理や店を紹介し、放送終了後は番組のウェブサイトで配信されます。また、東杜和気象予報士が担当する「そらいろ図鑑」では、天気に関する情報をお届けしています。

「どんなもんだい！」では社員が脳トレ問題を出題し、地元の学校の取り組みを紹介する「高知！中高生ニュース！」が放送されるなど、教育に関するコーナーも充実しています。さらに、「おだちの生中34杯」では地域の特産物を中継しながら紹介するユニークな形式を取っています。

出演者とスタッフ

番組に出演するのはテレビ高知のアナウンサーで、キャスターとリポーターを兼任しているスタッフが多くいます。主な出演者には、月・火曜日担当の尾崎大晟と三上萌々、水・木曜日担当の京面龍太郎と藤崎美希、金曜日担当の木岡真理奈がいます。彼らはニュースを伝えるだけではなく、リポートを通じて視聴者との距離を縮める役割も果たしています。

特別編成と文化活動

『からふる』は特別番組や重大ニュースに伴い、放送時間が変更されることがあるほか、特定の地域行事やキャンペーンにも協力している点が特徴です。特に新型コロナウイルスの影響を受けた際には、県内のテレビ局が共同でキャンペーンを行い、視聴者に感染拡大防止の重要性を訴えました。

番組を通して、高知の地域ニュースや文化がより多くの人々に広まることを目指しています。これからも高知の最新情報を積極的に発信しつつ、視聴者に寄り添った番組作りを続けていくことが期待されています。

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