きいやま商店

きいやま商店

きいやま商店（きいやましょうてん）は、沖縄県出身のエンタメバンドで、台湾では「去阿嬤商店（Qùāma Shāngdiàn）」という名前でも知られています。彼らの音楽活動は、家族の絆や地域文化を深く反映したものになっており、圧倒的なエンターテイメント性で多くのファンを魅了しています。バンド名の『きいやま商店』は、メンバーの祖母が経営していた実際の店舗に由来しています。

メンバーのプロフィール

リョーサ

本名は「リョウサク」。彼は小学生の頃、テレビドラマに登場する犬「ヨサク」と名付けられたことから、その名前が変化してリョーサという呼び名が付けられました。沖縄石垣市に生まれ、親しみやすい性格で知られています。

だいちゃん

本名「大樹」は「ヒロキ」とも呼ばれ、母親の希望でその名前が付けられました。子供の頃から「大ちゃん」と呼ばれ続け、この名前で親しまれています。音楽に対する情熱は強く、彼のキャラクターがバンドに活気をもたらしています。

マスト

本名は「マサト」。方言の影響で「マスト」という呼び名で知られています。マストは甘い声と繊細な音楽センスを持っており、バンドの活動において重要な役割を果たしています。

結成と活動の歩み

2008年、きいやま商店は、リョーサ、だいちゃん、マストという3人の従兄弟によって結成されました。彼らは元々それぞれ異なるバンドで音楽活動をしていましたが、地元石垣島の文化を広めることを目的に、最初のライブを開催。これが好評となり、その後も継続的に活動を続けるきっかけになりました。

ライブ活動とアルバム制作

彼らは地元のイベントや結婚式でのパフォーマンスを通じて、急速に人気を獲得しました。2010年にはファーストアルバム「さよならの夏」をリリースし、各所でのライブを展開。特に、マストのバンドを通じて広がった人脈が、全国ツアーを成功に導く要因となりました。

震災とその後の活動

2011年3月、東日本大震災が発生。リョーサとマストはそれぞれの生活において困難を抱えながらも、再び石垣島での活動に戻り、新たなスタートを切りました。彼らのライブが地域に与える影響は大きく、地元住民の支持を受けた活動を続けています。

現在の活動と展望

2021年には、NHK紅白歌合戦への挑戦を公言し、国内外での活動を活発化させています。音楽だけでなく、地域イベントへの参加やメディア露出も増え、より多くのファンに親しまれる存在になりつつあります。

おわりに

きいやま商店は、地域密着型のエンタメバンドとして、地元愛と人々とのつながりを大切にしながら、今後も幅広い音楽活動を展開していくことでしょう。彼らの音楽は、沖縄の文化を色濃く反映しており、聴く人々に元気と笑顔をもたらしています。

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