『きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』
概要
『
きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』は、テレビシリーズ『
きかんしゃトーマス』の長編シリーズ第14作目となります。この作品は、3DCG製作による長編の11作目であり、テレビ版第22シリーズの前日譚として制作されました。物語は、トーマスがレーシングカーのエースと、
ケニア出身のタンク機関車ニアと共に、さまざまな国を巡りながら冒険を繰り広げる
ロードムービーです。作品内には、これまでの長編作品と同様に劇中歌も豊富に取り入れられています。
この映画は
2018年7月20日にイギリスで劇場公開され、エース役にはイギリスのアーティスト、ピーター・アンドレが声優として参加。また、アメリカでは同年
9月7日にテレビ放送されました。さらに、本作では
国際連合が共同制作として関与しています。
日本での公開
日本においては、
2019年4月5日に劇場公開されました。ゲスト声優としてエース役にはISSAが選ばれました。
前売り特典には「カプセルプラレール あつまれ!特殊車両」が付属しており、劇場で鑑賞する幼児向けに、タカラトミー製の「トーマストミカのいろいろ貨車」と「トーマス特別DVD」が配布され、楽しみの幅が広がりました。
あらすじ
物語の舞台は、ソドー島に暮らす蒸気機関車、トーマスです。彼は世界一周ラリーに参加する予定の黄色いレーシングカー、エースと出会います。エースは、トーマスに世界を巡る冒険に出ることを誘いました。自由気ままなライフスタイルに憧れを抱くトーマスは、エースと共に海を渡り、アフリカのラリーの開始地点を目指します。しかし、自動車たちと同じように砂漠を渡ることができず、トーマスは自身の役目として貨車を牽引して一人でエースを追いかけることに決めました。
アフリカの長い貨物列車に苦しむトーマスは、地元のタンク機関車ニアと出会い、彼女と共に配達をしながら旅を続けることになります。再びエースとも再会し、三人での冒険が始まりますが、エースの誘惑に乗って分かれ道に差し掛かり、トーマスはニアとは別れてしまいました。彼の心にはニアのことが引っかかり、エースを置いて彼女を探しに行くことを決意します。
登場キャラクター
- - エース(Ace): オーストラリア出身の黄色いレーシングカー。自由気ままな思考を持ち、アフリカに向かうためにソドー島を訪れます。
- - ニア(Nia): ケニア出身のオレンジ色のタンク機関車。明るく優しい性格で、トーマスと共に旅をします。
- - その他のキャラクター: ダカールのラクダ使いや、南アメリカのディーゼル機関車フェルナンド、アメリカのボゥなど、多様なキャラクターが登場し、それぞれ味わい深い個性を持ちます。
この作品は、トーマスシリーズにおいて初めてナレーションのない長編映画であり、旧キャラクターの流用が多く見られるものの、新たな冒険に挑むトーマスの姿が描かれています。