きたまえ↑ 札幌☆マンガ・アニメフェスティバル

概要

「きたまえ↑ 札幌☆マンガ・アニメフェスティバル」は、2012年から札幌市で始まったマンガ・アニメに特化したイベントです。このフェスティバルは、マンガ・アニメ文化が「サブカルチャー」から「メインカルチャー」になりつつある今、その文化の最前線を北海道から世界へ発信することを目的として立ち上げられました。

イベントの中心にはアニメソングライブがあり、さまざまなオタクコンテンツのイベントも多彩に展開されています。キャッチフレーズは『札幌が、新世代のカルチャー最前線。北海道・全国のオタクたちよ、札幌へ「きたまえ↑」』とし、参加者を迎え入れる魅力的な雰囲気を醸し出しています。会場は札幌芸術の森で、まずは2012年12月にプレイベントが開催され、その翌年の2013年には本格的な開催を迎えました。

歴史

初回は、2012年 12月23日に札幌芸術の森のアートホールを中心に、多様なプログラムが組まれ、732人が来場しました。主催は札幌☆マンガ・アニメフェスティバル実行委員会であり、財団法人札幌市芸術文化財団と札幌テレビ放送などが協力しています。

2013年には、8月31日と9月1日の2日間で第1回の本開催が行われ、来場者数は8,271人に達しました。特にアニメソングのステージは好評で、多くのアーティストが参加しました。次の年2014年は、さらに規模を拡大し、野外ステージや痛車展示、コスプレイベントが行われました。この年の来場者数は約16,700人と、年々人気が高まっていることが見て取れます。

しかし、2015年には赤字が続いたことから、主催者はその存続を危ぶむ事態に直面しました。そのため、イベントの規模を縮小し、再び来場者数を増やすための対策を立てました。この努力が実を結び、予定通り盛況のうちに開催された2015年のイベントでは、6,266人の来場者がありました。

その後も、きたまえ↑は北海道におけるマンガ・アニメ文化の振興と発展のために多くの関連イベントを行い、例えば、コスプレイベントやアニソンライブといったプログラムが続々と展開されました。また、地元の経済や文化への貢献も大きく、観光客や地元のオタクたちを巻き込む形で地域活性化にも寄与しています。

プログラムと特色

きたまえ↑では、アニメソングのライブパフォーマンスやコスプレイベント、さらには痛車展示やアニメ制作ワークショップなど、多彩なプログラムが用意されています。これにより、マンガやアニメに親しむ様々な層の人々が参加し、楽しめる場となっています。また、各年毎にテーマが設定されており、そのテーマに基づいた特別な企画やゲストの参加があることも魅力の一つです。

近年のイベント

2020年以降もコロナウイルスの影響で一時的に開催が難しかったものの、2021年にはオンラインや少数人数でのイベントが行われ、ファンとのつながりを絶やさない努力が続けられました。今後の「きたまえ↑」には、さらなる発展と、多様なカルチャーを融合した新しい試みが期待されます。

このように、きたまえ↑札幌☆マンガ・アニメフェスティバルは、北海道のマンガ・アニメ文化を高める重要なイベントの一つとして位置づけられており、参加者を魅了し続けています。北海道の魅力と共に、全国や世界に発信する力強いスポットライトとなることでしょう。

もう一度検索