きびきびワイド

きびきびワイドの概要

『きびきびワイド』は、2000年4月から2006年3月までNHK岡山放送局で放送されていた報道・情報のワイド番組です。この番組は、平日17:10から19:00の時間帯で放送され、全国ニュースの時間である18:00から18:10を除いて2部構成で構成されています。

放送時間と番組の背景

番組は、岡山駅西口にあるリットシティビルの2階から公開生放送されるスタイルで制作されました。初期の頃は、広島局が制作した中国地方向け番組「千客万来!みみより一番」とのネット放送が行われていた関係で、岡山の放送時間は短くなっていました。しかし、翌年以降は姉妹番組の影響が減少し、岡山発の内容が次第に拡大していきました。

2006年4月からは新たに「情報いちばん!ちゅうごく」がスタートし、これに伴って『きびきびワイド』は同年3月31日で放送を終了しました。その後、17:30から19:00に短縮された新番組「きびきびネット」に引き継がれました。

番組の構成

この番組は、第1部「きびきびワイド510」と第2部「きびきびワイド610」に分かれています。第1部の時間帯には主に地域情報や暮らしに役立つ情報を紹介しており、日替わりのコーナーが充実していました。例えば、インタビューコーナーでは県内外で活躍する人物に焦点を当て、特集ではシニア世代のライフスタイルや健康に関する情報を提供しています。

月曜日には「インタビュー」や「遊びにおいでよ」コーナー、火曜日は「悠遊ライフ」や「からだ元気体操」があり、水曜日には公開ライブやエンターテインメント情報が展開されました。木曜日には「くらしのレシピ」や「サーズデイ・スペシャル」が、金曜日には県内のおすすめスポットを紹介する「とれたてナビ」といった内容も盛り込まれていました。また、新コーナー「わいわいキッズ」では地元の子どもたちの将来の夢を語るシーンもありました。

第2部「きびきびワイド610」では、その日の岡山県内の最新ニュースを詳しく解説するコーナーがありました。2002年からは全国ニュースが放送されてから開始され、内容が充実していきました。代表的なコーナーには、地域経済や防災に関する特集があり、視聴者の生活に役立つ情報を届ける姿勢が強調されました。

司会者と制作陣

『きびきびワイド』の司会は、初代が森田恵子さんが担当し、以降は永松隆太朗さんや小野江里子さん、北村紀一郎さんなどが出演しました。特に印象深いのは、地域の声を反映させるフレンドリーな雰囲気があり、視聴者との距離が近いことでした。

終わりに

『きびきびワイド』は、視聴者に対して地域密着型の情報を提供し、生活の知恵や地域の魅力を引き出す番組として多くの人々に愛されていました。長きにわたる放送の中で、地域の変化や情報を追い続け、その影響は今でも岡山のメディアに残り続けることでしょう。

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