きみとバンド

2020年、四国の愛媛県で結成された「きみとバンド」は、日本の音楽シーンで活躍するガールズバンドです。株式会社タイムに所属し、結成当初から精力的な活動を展開してきました。

メンバー構成

バンドの中心を担うのは、リーダーでドラムスとコーラスを担当する大野真依、ギターとボーカルを務める清原梨央です。結成当初のメンバーであった大野ひまり（YouTuberとして活動）は2022年1月末に卒業。同年1月に行われたライブでは、サポートメンバーとして参加していたシンガーソングライターの森田理紗子がギター・ボーカルとして正式に加入し、バンドは新たな体制へ移行しました。ベースのゆきたんもメンバーとして活動していますが、2024年10月には体調不良のため一時活動を休止し、翌2025年3月に約半年ぶりに復帰しています。

軌跡

バンドは結成の年である2020年に、新型コロナウイルスの影響でデビューワンマンライブが複数回延期となる困難に見舞われながらも、5月にはデジタルシングルをリリースし、活動を開始します。同年8月には東京でのデビューライブを成功させ、即日完売の会場で大きな注目を集めました。その後、7都市を巡るツアーを経て、地元愛媛でのツアーファイナルでは47都道府県を対象としたワンマンツアーの開催を発表。コロナ禍という厳しい状況下でありながら、感染者を出すことなくこの大規模なツアーを完遂し、その実行力とタフさを示しました。

2021年には初の配信シングルや1stアルバムをリリースし、アルバムを引っ提げたレコ発ツアーも敢行。このツアーには後に正式加入する森田理紗子がサポートとして参加しています。

2022年に入ると、メンバーの卒業と新たな加入を経て、バンドは新体制で動き出します。3月からの全国ツアーを経て、同年8月にはバンドにとって大きな目標の一つであったZepp Hanedaでのワンマンライブを開催。着実にライブの規模を拡大させていきます。

2023年は、武道館公演を目指すプロジェクト「Road to BUDOKAN」を始動させ、3月には浅草公会堂で初のホールライブ「〜Road to BUDOKAN 第一章〜」を開催しました。また、新たなアルバム「kimiban」をリリースし、それに伴う全国ツアーも成功させています。年末には「〜ROAD to BUDOKAN 第二章〜」としてメルパルクホール大阪でのワンマンライブを行い、さらなる飛躍を誓いました。

2024年には活動の幅を海外にも広げ、台湾でのフェスティバルに出演。国内では「〜ROAD to BUDOKAN 第三章〜」と題したZeppツアーを東西2ヶ所で開催するなど、ライブハウスシーンでの存在感を高めます。また、この年には「アニメから出てきた美少女達」をコンセプトとした2.5次元ガールズバンド「kimi to band ～Overseas edition～」プロジェクトを始動させ、アニソンカバーを通じて世界への展開を目指すという新たな試みを開始しました。同年後半にはベースのゆきたんが体調不良で一時休養に入り、バンドはサポートメンバーを迎えて活動を継続。初の主催イベント「Kimiban Fes 池袋」も開催しました。年末には武道館プロジェクトの第四章として、レコ発＆4th anniversaryツアーを実施するなど、精力的なライブ活動を続けています。

メディア面では、ラジオ番組のパーソナリティをメンバーが担当するなど、多方面での露出も行っています。2025年に入ると、休養していたゆきたんが無事復帰。DREAM MATCH 2025 IN KAGAWAの公式アンバサダーに就任するなど、活動の勢いは増しています。

きみとバンドは、目標である日本武道館でのライブ実現に向け、「Road to BUDOKAN」プロジェクトを軸に、国内外でのライブ、新プロジェクトの始動、メディア出演などを通じて、その活動領域を広げています。

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