くぅ (ミュージシャン)

くぅの音楽的軌跡

くぅ（本名：村上 蔵馬）は、1999年3月3日生まれで、2024年5月12日に亡くなった日本のシンガーソングライター、ギタリスト、そしてボカロPです。彼は広島県出身で、ロックバンドNEEのボーカリストおよびギタリストとして知られています。

音楽との出会い

彼の音楽への興味は、中学2年生の時にインストバンド・indigo jam unitのライブに参加したことがきっかけで芽生えました。この体験は、彼にとって音楽が持つ力や可能性を感じさせる重要な瞬間でした。当初はドラムを演奏していましたが、RADWIMPSの「君と羊と青」のライブ映像を観たことでギターを始めることに。彼はギタリストとしての才能を磨き、多くの地元バンドに参加しながら経験を積んでいきます。

上京とバンド活動

自身の成長を求め、彼は「上手い人達とバンドが組みたい」との思いから上京しました。2017年には「オレンジパプリカ」というバンドを結成し、その後「nee」と改名。2020年4月には、バンド名を大文字の「NEE」に変更し、さらなる活動の幅を広げていきました。

メジャーデビューと楽曲提供

2021年8月25日には、Hey! Say! JUMP|Hey!_Say!_JUMPの30thシングル『群青ランナウェイ』の表題曲の作詞・作曲を担当し、自身初となる楽曲提供を果たしました。これは音楽シーンにおいて重要な一歩となり、彼の存在感をより強固にする出来事となりました。その約1か月後の9月には、NEEが1stアルバム『NEE』をリリースし、ビクターエンタテインメント内のレーベル・Getting Betterからメジャーデビューを果たします。

短い生涯と追悼

残念ながら、くぅは2024年5月12日に東京都内の病院で死去しました。享年25歳という若さでの訃報は、業界やファンに衝撃を与えました。訃報は同年5月20日に公表され、彼の死を悼む声が広がりました。

追悼として、その後の6月28日から30日にかけて、UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKUで追悼展が開催され、ファンや関係者に彼の音楽を振り返る機会が提供されました。

音楽作品

くぅの作品には、彼が自主制作した楽曲や、ミュージックビデオ、他アーティストへの楽曲提供など、彼の音楽的な影響が色濃く表れています。彼の音楽は多くのファンに受け入れられ、今なおその影響が感じられています。

外部リンク

くぅのXアカウント
くぅのInstagramアカウント

彼の短い人生と音楽への情熱は、多くの人々に愛され続けるでしょう。

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