くじら (バンド)

くじら (Qujila)

くじらは、日本のロックバンドとして広く知られています。1982年に結成され、1985年にはEPIC・ソニーからメジャーデビューを果たしました。その特徴は、元々は3人組のスリーピースバンドであったのが、後にメンバーが増え、さらには「くじらドラゴンオーケストラ」として9人編成になるなど、常に変化を遂げている点です。現在は、再びオリジナルメンバーの一部で構成され、精力的に活動を続けています。

結成と初期の活動

くじらは、最初にボーカルとギターを担当する杉林恭雄、ドラムの楠均、ベースのキオトによって結成されました。バンド名は、結成当初のメンバーであった佐藤幸雄の提案により、彼らが演奏した楽曲「青空」に由来しています。1983年からはライブ活動を開始し、カーネーションなどの他のバンドとの対バンを行いました。1985年にはデビューシングル「砂の子供」を発表し、一気にシーンに名を轟かせました。

メンバーの変遷と新たな編成

バンドは1988年に新メンバーとしてベースに幸田実が加入し、4人組に。その後、1990年には「くじらドラゴンオーケストラ」として9人編成での演奏がスタートしました。バンドは1993年に杉林のソロユニットとして活動を一時休止し、その後「ひとりくじら」として独自のイベントを行う時期もありましたが、2013年には楠均が復帰し、現在のメンバーが揃って定期的にライブを行なっています。また、音楽面においても、多彩な楽器を活かした楽曲作りが特徴で、様々なジャンルの要素を取り入れた独自の音楽を展開しています。

主要なメンバーと旧メンバー

現在のメンバーは、杉林恭雄がボーカルとギターを担当し、楠均がドラム、パーカッション、ボーカル、中原信雄がベース、近藤達郎がキーボードやハーモニカなど多くの楽器を演奏しています。これに加えて、過去には多くのメンバーが参加しており、その中には、ギターの佐藤幸雄や、キオト、幸田実などがいました。ドラゴンオーケストラ時代にも、ペダルスティールギターやアルトサックスなどの楽器担当者がおり、多様な音楽性を支えました。

主な作品とメディア露出

くじらのディスコグラフィーには、インディーズからメジャーまで多くのシングルやアルバム、さらにはリミックス・アルバムやライブアルバムも含まれています。また、特にメディア出演も多く、NHKの人気番組「0655」や「2355」などにも特別出演し、自らの楽曲を披露して人気を博しています。さらに、くじらは結成から30年以上が経過し、時代を超えて支持される伝説のバンドとして位置づけられています。

まとめ

くじらは、メンバーの変遷や音楽スタイルの変化を経て、今なお音楽シーンで存在感を発揮しています。彼らの音楽には、豊かなメロディとライブの楽しさがあります。これからも、ファンとの交流を大切にしながら、各地で魅力的なパフォーマンスを繰り広げていくことでしょう。

もう一度検索