くちコミ☆ジョニー!

『くちコミ☆ジョニー!』概要

『くちコミ☆ジョニー!』は、日本テレビが2007年10月1日から2008年3月27日まで放送した平日午後の情報バラエティ番組です。放送時間は月曜日から木曜日の15:55から16:53（JST）で、関東ローカル向けの生放送形式でした。この番組は地上デジタル放送およびワンセグでデータ放送を実施した最初の帯番組の一つでもあり、放送終了時には通算100回を迎える人気を誇っていました。

番組の背景

日本テレビは2003年に『汐留スタイル!』をスタートさせ、平日16時台の生番組に取り組みましたが、3年で終了。その後は再放送枠に変更されていました。しかし、2007年に『ザ・ワイド』が終了したことを受けて、平日午後の生情報番組の復活を決定し、1年半ぶりに放送が始まりました。報道番組ではなくバラエティ番組として視聴者を楽しませるスタイルがウリでした。

スタジオ形式と観覧

番組のスタジオはガラス張りのオープンスタジオ形式で、観客は番組公式サイトを通じて観覧応募を行うことができました。応募可能な年齢は49歳以下の女性に限られましたが、外からの視聴も可能で、多くのファンを魅了しました。また、2007年11月には公開スタジオの名称が「テレビバ」として知られるようになり、後にイベントなどで使用されるようになりました。

主な出演者

この番組には多彩な出演者が揃い、MCとしては山口智充（DonDokoDon）、松本志のぶ（当時日本テレビアナウンサー）などが月曜日から水曜日に登場し、木曜日には友近や森圭介が担当しました。その他、曜日ごとのレギュラーとして数多くの芸人やタレントが参加。特に、曜日別のレギュラーは個々のスタイルを持ち寄り、視聴者を楽しませていました。

番組のコーナー

番組は多彩なコーナーで構成されていました。例えば、「スター天気予報」では、モノマネを交えながら天気情報を届ける一方、「筆前五級」では山口智充が書道を通じて視聴者の悩みにアプローチする形式も人気でした。また、視聴者参加型のコーナーとして「フリマのジョニー」もあり、視聴者が自分の趣味やネタを披露し、他の出演者がそれを評価する場にもなりました。

さらに、「週刊ジョニスポ」では芸能ニュースを取り扱い、「プレゼンジョニー」ではゲストが注目の商品や人物を紹介するコーナーとして盛り上がりを見せました。特にこの形式は新しい試みとして受け入れられ、視聴者とのインタラクションを強化しました。

終わりと影響

2008年の春に行われた番組改編により、『くちコミ☆ジョニー!』は惜しまれつつも終了しました。番組がもたらした影響は大きく、スタジオ公開の生番組スタイルや多様なコーナー構成は、後続の情報バラエティ番組においても大いに参考にされました。視聴者に広く愛されたこの番組は、記憶に残る作品となっています。

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