くろべ市民交流センター

くろべ市民交流センター「あおーよ」：黒部市の新たな交流拠点

2023年10月6日、富山県黒部市に『くろべ市民交流センター「あおーよ」』がオープンしました。「あおーよ」という愛称は、市民からの1336件もの応募の中から選ばれたもので、「会おうよ」という言葉を平仮名で表したものです。この施設は、黒部市役所旧庁舎跡地に建設され、34億5千万円の整備費が投じられました。

多様な機能を融合した複合施設

「あおーよ」は、単なる図書館や公民館にとどまらない、多機能を備えた複合施設です。黒部市立図書館を核に、市民会館、公民館の機能を統合し、子育て支援センターなども併設しています。市民の交流、学習、子育て支援など、幅広いニーズに対応できるよう設計されています。

各フロアの概要

施設は地上4階建てで、各フロアは異なるテーマで構成されています。

1階「にぎわいのフロア」: 市民の憩いの場として、多目的ルーム、図書館の新聞・雑誌コーナー、予約本コーナーなどが配置されています。
2階「学びあいのフロア」: 市民活動や生涯学習を支援するフロアで、多目的ルーム、キッチンスタジオ、ワークスペースなどが用意されています。移住・人つなぎ支援センターもこの階にあります。
3階「ふれあいのフロア」: 子育て支援に特化したフロアです。児童図書コーナー、キッズコーナー、ランチスペース、子育て支援センター、相談ルームなどが設置され、親子が安心して過ごせる空間となっています。
4階「深めあいのフロア」: 学習に特化したフロアで、一般図書コーナー、学習室、クリエイティブラウンジなどが用意されています。

建物の内部には、スパイラル状の階段で各フロアを繋ぐ交流空間「コモンスペース」が設けられています。また、外装には、黒部市にあるYKK AP製のアルミパイプが使用され、二重の層で環境コントロールがなされています。

アクセスと駐車場

駐車場は100台分が用意されており、身障者、乳幼児連れ、高齢者用の駐車スペースも確保されています。

未来への展望

「あおーよ」は、単なる施設ではなく、地域住民の交流を深め、地域社会の活性化に貢献する拠点として期待されています。2024年3月31日には、敷地内に2代目の百年桜が植樹され、地域のシンボルとして、これからも市民に愛される場所となるでしょう。

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