ぐるっとスプラッシュ!

ゲーム概要



『ぐるっとスプラッシュ!』(北米タイトル:Fluidity: Spin Cycle、欧州タイトル:Hydroventure: Spin Cycle)は、2012年イギリスのCurve Studiosによって開発され、任天堂からニンテンドー3DS向けに発売されたアクションパズルゲームです。このゲームは、プレイヤーが精霊であるスプラッシュを操作し、悪の精霊グープに囚われたレインボーシスターズたちを救うために、色とりどりの絵本の世界を巡る物語を描いています。

ストーリー



物語の背景は、スプラッシュが仲間たちを助けるため、悪者に閉じ込められた絵本の世界に入るところから始まります。プレイヤーはスプラッシュとなり、各ステージでさまざまな形態に変化しながら、障害物や敵を克服していくことになります。このゲームは、2010年にリリースされたWiiウェア『Fluidity』のシステムを基にしているため、前作の特徴を受け継ぎつつ、ニンテンドー3DSのモーションセンサーを活用した新しい操作方法を採用しています。

ゲームの特徴



ゲームプレイは、基本的にサイドビューで描写されるステージ内を移動し、レインボーシスターズにたどり着くことを目指します。敵に攻撃を受けたり、スプラッシュがあまりにもバラバラになってしまうとライフが減少し、ライフが0になると特定の地点から再開されます。ライフは、ステージ内に点在する「のしずく」を拾うことで回復可能です。

プレイヤーが操作するスプラッシュは、状況に応じてといった異なる形態に変身します。それぞれの形態には独自の特性と技があります。

  • - 形態:小さな隙間を通過したり、物を洗い流したりできます。
- 集のチカラ:が集まり、長時間続けるとダメージを受ける。
- 爆のチカラ:集まったを弾けさせて物を壊せます。

  • - 形態:物を壊したり、スイッチを押すための重りとして使えます。
- 凍のチカラ:敵を凍らせる能力があります。

  • - 形態:空中に浮かぶことで自由に動けます。
- のチカラ:移動速度を上げたり、敵を吹き飛ばすことが可能です。
- のチカラ:周囲にを落とすこともでき、のチカラを利用してに戻ることもできます。

これらの形態を駆使して、各ステージに隠されたパズルピースを集めることがゲームの目標です。ピースを集めることで、プレイヤーはハイスコアを狙えるミニゲームが解放されます。

開発背景とリリース



このゲームはCurve Studiosにとって、日本で初めて発表されるタイトルとなり、ニンテンドーeショップでは非常に注目を浴びました。また、ゲームデザイナーのJonathan Biddleは、友人と共同で日本のゲームフリークが制作した『リズムハンター ハーモナイト』のリリースを喜んだというエピソードも、ゲームの背景をより興味深くしています。

以上のように、『ぐるっとスプラッシュ!』は独特な操作方法と多彩な形態を駆使した魅力的なゲームに仕上がっています。プレイヤーはスプラッシュの冒険を楽しみながら、頭を使ったパズルを解くことができます。

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