ぐるりん号 (古河市)

ぐるりん号の概要

ぐるりん号は、茨城県古河市にて運行されている地域密着型のコミュニティバスです。古河市はこのバスサービスを、茨城急行自動車（古河営業所）およびジェイアールバス関東（佐野支店古河営業所）に運行を委託しています。利用者が便利にアクセスできるよう、「通勤通学コース」「総和庁舎・病院コース」「西コース」など複数のルートが設けられており、それぞれのコースは2023年4月1日から新たな運行体制に移行しました。

このバスの運行は、1998年に合併前の旧古河市によって市民向けに無料でスタートしましたが、2012年からは運賃が導入され、持続可能な事業としての運営が進められています。具体的には、小学生以上の利用者には100円の運賃が課せられ、それ以上の区間では最大200円の後払いとなりますのが特徴です。また、「道の駅・三和庁舎コース」では、乗車した区間に応じて運賃が100円から500円まで細分化されています。

なお、利用においてはPASMOやSuicaといった交通系ICカードは使用できず、定期券や回数券については専用スマホアプリ「バスもり！」を通じての購入が求められます。周囲の公共交通機関と連携しながら、地域の人々にとって重要な交通手段となっています。

ルートと停留所

2023年4月17日の時点で運行されている主な路線を以下に紹介します。

西コース

このコースは、古河駅西口を起点にしており、歴史博物館前や古河市役所古河庁舎、松並二丁目などを経由します。ルートは環状形式になっており、利用者が様々なスポットにアクセスしやすくなっています。

古河庁舎・福祉の森コース

古河駅西口から古河一丁目を経由して、古河総合病院前や福祉の森会館など、重要な施設へのアクセスを重視したコースです。

南コース（栗橋駅発着）

このコースでは栗橋駅を起点としており、地域の学校や公園をつなぐ役割を果たしています。

南コース（古河駅発着）

古河駅西口から出発し、公方公園や福祉の森会館を巡るルートで、地域の中心的な場所をつなぐ交通手段です。

北コース（2023年4月1日より運行）

新たに運行が始まった北コースでは、茨城急行自動車古河営業所を起点として、地域の生活圏を広げる目的で設計されています。

通勤・通学コース（循環）

通勤や通学の利便性を重視した、この循環コースは古河駅東口を起点に運行され、地域内の主要な交通ポイントを網羅しています。

総和庁舎・病院コース（循環）

このルートも循環形式となっており、古河市役所や病院へのアクセスを重視しています。

道の駅・三和庁舎コース（2023年4月17日より運行）

新しく加わったこのコースは、古河駅東口を起点に道の駅まくらがの里こが、多くの地域利用者に利用されています。

車両

このバスの運行には、主に日野のポンチョが用いられており、利用者に快適な移動手段を提供しています。

古河市のぐるりん号は、地域住民の生活を支える重要な存在であり、今後も持続可能な運営を目指して改善が続けられることでしょう。

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