けろけろけろっぴ

けろけろけろっぴ

けろけろけろっぴ（英名：Kero Kero Keroppi）は、日本のキャラクター企業、サンリオが生み出した愛らしいキャラクターです。このキャラクターは、元気いっぱいのカエルの男の子、けろっぴを主人公としており、1987年に梅雨のプロモーション企画として誕生しました。初めてのグッズが発売されたのは1988年6月で、その後、1989年には、ハローキティやみんなのたあ坊に続く人気を誇るキャラクターとして成長しました。

人気の歴史

1990年には、いちご新聞での読者投票企画『サンリオキャラクター大賞』で1位を獲得するなどまさに全盛期を迎え、年間300億円以上を売り上げるまでに成長しました。1994年には当時の東南アジアでハローキティを凌ぐ人気を誇っていましたが、1990年代後半以降は日本での新商品の展開がほとんどふるわなくなりました。それでも、国外ではライセンス商品が展開され、人気を保ち続けました。

2005年には、ターゲットを幼児や小学校低学年に設定し、デザインも現代的にアレンジした新たなキャラクターグッズや、絵本、DVDがリリースされることとなりました。また、2020年には80年代から90年代にかけて人気を博したキャラクターユニット「はぴだんぶい」の一員として活動を再開しました。

けろっぴとその仲間たち

けろっぴは、ドーナツ池にある「けろけろハウス」に住む冒険好きなカエルで、三つ子の真ん中の兄弟です。楽しい冒険を重ねながら、仲間たちとの交流や釣りが趣味です。彼の誕生日は7月10日で、クロールが得意ですが、カエル泳ぎは少し苦手という可愛らしい一面もあります。

けろっぴの家族には、三つ子の姉妹であるぴっきと弟のころっぴ、優れた釣り師のおとうさんと料理上手なおかあさんがいます。おじいさんは知識が豊富で兄弟たちと仲が良く、時々助言をくれます。

友達には、けろりーぬ、力持ちのガンタ、視力が良いきょろすけ、博識なノーベルン、いとこのけろっぺ、さらに頭の良いてるてるなど多様なキャラクターが登場します。彼らの間には友情や冒険が描かれ、楽しさや感動が盛り込まれています。

映像化と音楽

けろけろけろっぴは、いくつかの劇場映画やオリジナルビデオ作品にも登場しています。中でも『けろけろけろっぴの大冒険 ふしぎな豆の木』や『けろけろけろっぴの三銃士』が有名です。また、音楽面でも、イメージソングやアルバムが多数発表され、キャラクターの魅力を高めています。

近年のキャラクター大賞

サンリオキャラクター大賞では、けろけろけろっぴは長年にわたり高い評価を受けており、特に1990年には1位を獲得しました。2023年には12位、2022年には11位という成績を残し、その人気は依然として根強いものがあります。このように、けろけろけろっぴは長い年月を経ても多くのファンに愛され続けているキャラクターなのです。

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