ここにはないもの

乃木坂46「ここにはないもの」 - 31stシングル

「ここにはないもの」は、日本の女性アイドルグループ乃木坂46の31番目のシングルで、2022年12月7日にリリースされました。作詞は秋元康、作曲はナスカが担当し、センターはこの楽曲をもってグループを卒業する齋藤飛鳥が務めています。のぎざか46はこの作品を通じて、彼女のグループにおける貢献を祝福し、ファンにその思いを届けています。

リリースの背景

シングルCDは、前作『好きというのはロックだぜ！』から約4か月後のリリースとなりました。「ここにはないもの」は、初回仕様限定盤のタイプA、B、C、D、ならびに通常盤の5形態で発売され、各初回仕様限定盤にはBlu-rayが付属しています。また、全国イベント参加券やスペシャルプレゼント応募券、そして生写真が封入されているため、ファンにとっては入手しやすいアイテムとなりました。

2022年11月5日には公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で表題曲が初披露され、選抜メンバーが発表されました。また、11月10日の『乃木坂46のオールナイトニッポン』では、ラジオ初オンエアが行われました。

アートワーク

ジャケットのデザインには、齋藤飛鳥がこれまでの活動を象徴する風景と、現在のメンバーの姿を「多重露光」で組み合わせています。これによって、メンバーの表情がはっきりと見えるよう工夫がされており、フォトグラファーの北岡稔章がこのアートワークを手掛けました。

チャート成績

リリース初週において、65.4万枚を売り上げ、2022年12月19日付のオリコン週間シングルランキングでは初登場1位を獲得。これは2012年の『おいでシャンプー』以来、30作連続の1位獲得となります。また、今回の結果は、女性アーティストによる2022年度最高初週売上を更新し、同年度の初週売上TOP3も乃木坂46が占めています。リリースから約2ヶ月後には、日本レコード協会からミリオン認定を受け、2020年以来の通算12作目の快挙となりました。

ミュージックビデオ

ミュージックビデオは、小林啓一監督によって制作されました。都内での3日間にわたる撮影では、齋藤飛鳥がアパレルショップの店員として登場し、諦めかけていた夢を再び追いかける様子が描かれています。全体のダンスシーンは、六本木ヒルズのスカイデッキで撮影され、ドラマパートは東京メトロの渋谷駅で行われました。

他にも、複数のミュージックビデオが制作されており、「悪い成分」は小林慎一朗監督によるもので、追いかけっこのストーリーが展開されます。「これから」は山岸聖太監督が担当し、齋藤飛鳥のこれまでの歩みと未来を反映した内容になっています。

歌唱メンバー

「ここにはないもの」には、選抜メンバーとして、センターを務める齋藤飛鳥の他、賀喜遥香や遠藤さくら、山下美月などが参加しています。選抜メンバーは前作よりも1人少ない18人で、この楽曲は彼女たちのファンにとっても特別な意味を持つ作品となっています。齋藤飛鳥にとっては、23rdシングル「Sing Out！」以来8作ぶりのセンターとなります。

これまでの活動を振り返りつつ、卒業を控えた彼女の思いを感じられる楽曲「ここにはないもの」を是非チェックしてみてください。

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