こちらササキ研究所

こちらササキ研究所の概要

「こちらササキ研究所」は、テレビ東京の平日18:30 - 19:00に放送されていたバラエティ番組で、2006年4月6日にスタートしました。この番組は、番組枠「スキバラ」の木曜日に位置づけられ、視聴者に楽しい時間を提供することを目指しました。番組は一旦、2006年7月13日で打ち切りとなりましたが、予備の収録があったため、同年の8月3日からは「極楽とんぼ」を外したタイトルで再開されました。

番組のストーリーと構成

番組の設定は、一人の大富豪「ササキ」が莫大な借金を抱えることから始まります。そのため、二人組のコメディアン、極楽とんぼが実験に参加し、様々なテーマに挑戦するというスタイルです。テーマの一例には、「バレーボールの達人と対戦した場合、素人は何人で勝てるか」といった具合に、実際の実験を通じて疑問を解決してみせました。リスナーにとっては、視覚的にも楽しめる内容だったでしょう。

特に印象的なのは、実験の最後にエビが得点を発表するというユニークな演出です。このエビはCGキャラクターであり、出演者たちとの掛け合いが視聴者を惹きつけました。

放送の変遷

初回から数ヶ月後の7月、極楽とんぼのメンバーの一人、山本圭一が不祥事を起こしたことで、7月13日以降の放送をもって打ち切りが決定しました。スタッフたちはこの打ち切りを受けて、過去に撮り溜めた5本の映像が没になったことに対し、非常に残念がっていました。この5本の収録には、多くの一般参加者も登場しており、視聴者とのつながりを大切にした番組だったことが伺えます。また、当時、同時間帯には新しい番組「スッキリ」がスタートしたことから、加藤浩次はキャスティングに問題があったことに対して非常に申し訳ない気持ちを抱いていました。彼は制作担当の佐久間に対し、他の芸人への変更や再収録を提案するほどの熱意を見せました。

その後、番組は温かいフィードバックを受けつつ、タイトルを「こちらササキ研究所」と改名し、8月に再開しました。再開初回では既に収録されていた「ルパン三世になれるかパート2」を放送した際、山本の出演シーンをカットし、視聴者に混乱を与えないように配慮しました。

再開後は、加藤浩次とテレビ東京のアナウンサー増田和也が進行し、新たに品川庄司が加入しました。このため、番組は以前とは少し異なる雰囲気を持ちつつも、やはりユーモラスなスタイルを保ちました。この時、エビの語り口調が一変し、今度は監視ロボットとして視聴者に語りかける形になったことも面白い点です。

番組のスタッフと制作

「こちらササキ研究所」の制作陣には、構成作家や映像技術のプロフェッショナルが名を連ねており、質の高いバラエティが具現化されていました。プロデューサーやディレクター、さらにアシスタントプロデューサーも注目のスタッフが揃い、番組の内容をさらに洗練させる要因となっています。

この番組は最終的に2006年9月28日に終了しましたが、地元の放送局や他番組との連携を通して多くのファンから愛される番組となりました。

もう一度検索