「この瞬間とき、きっと夢じゃない」
「この瞬間とき、きっと夢じゃない」は、
SMAPが
2008年8月13日にビクターエンタテインメントからリリースした43枚目の
シングルです。この楽曲は、メンバーの
中居正広がメインキャスターを務めたTBS系『北京オリンピック』のテーマソングとして制作されており、
SMAPがオリンピックのテーマを担当するのは、
2004年にアテネオリンピックでの「ススメ!」以来のことでした。
楽曲のプロモーションは、
2008年8月11日の放送番組『
SMAP×
SMAP』でミュージックビデオが初公開され、翌日の12日には全メンバーがTBS系の『NEWS23』に出演してこの曲を初披露しました。特に注目されたのはジャケット写真で、夜空を背景に五輪の色に合わせた5色の花火が描かれており、オリンピックの精神を象徴しています。また、着うた限定で提供されたオリジナルデコメパーツのプレゼントキャンペーンも行われ、多くのファンの関心を集めました。
チャート成績
この
シングルは、
2008年8月25日付のオリコン週間
シングルチャートで初登場1位を獲得しました。これは、
SMAPにとって「freebird」以来、10作連続での1位となり、通算21作目の快挙でした。さらに、
SMAPの他のアルバムが含まれると、初めての10作連続1位獲得となり、デビューからの連続TOP10入りは43作に達しました。これは
SMAP自身の記録を更新し、デビュー以降の連続TOP10獲得に関しても
B'zの記録を上回ることになったのです。初動売上は9.1万枚で、初週からの良好な売れ行きを示しました。
収録曲
この
シングルには以下の曲が収録されています:
- 作詞・作曲:Hi-Fi CAMP / 編曲:長岡成貢
- TBS系『北京オリンピック』テーマソング。元は「SOBANI」というタイトルでしたが、
青山テルマ feat.
SoulJaの「そばにいるね」と似たタイトルになるため、現在のタイトルに変更されました。
- 作詞・作曲:大智 / 編曲:youwhich
- 元
埼玉西武ライオンズのプレイヤー石井義人が、試合中に入場曲として使用していた楽曲です。
- - 「この瞬間、きっと夢じゃない(back track)」
- - 「two of us(back track)」
収録アルバム
この
シングルは次のアルバムにも収録されています:
- - 「super.modern.artistic.performance」
- - 「SMAP AID」
- - 「SMAP 25 YEARS」
一斉購入運動
2009年4月には、メンバーの
草彅剛が公然わいせつ事件を起こした後、一部のファンが彼の早期復帰を望んでこの
シングルの購入を促す運動を開始しました。この活動はソーシャルネットワーキングサイトのmixiなどで広まり、
2009年5月4日に全国で実施されました。初日は特に多くのファンが参加し、
Amazon.co.jpなどのオンラインショップでもこの
シングルが急上昇する様子が見られました。この購買運動はオリコンデイリーチャートにも反映され、週間チャートで100位圏外から11位へと急激な上昇を見せました。
このように、「この瞬間とき、きっと夢じゃない」は、単なる楽曲以上の意味を持ち、
SMAPにとって重要な作品であることが伺えます。