こんやのニュース

『こんやのニュース』

概要

『こんやのニュース』は、フジテレビ系列で2015年3月30日から2016年10月2日まで毎日20:54から21:00まで放送されたスポットニュース番組です。この番組は、主に当日の最新ニュースを伝え、翌日の天気予報を予告する形式で構成されていました。番組はフジテレビの公式ページやEPG（電子番組ガイド）上では、『あしたの天気』とのオムニバス形式で「こんやのニュース・あしたの天気」として表示されていました。

この番組は、FNN（フジニュースネットワーク）の報道番組全体を刷新する一環として、当時の社長亀山千広の指導のもとに作られました。この新たなフォーマットは、2014年度に放送された『FNN NEWS Pick Up』を基に大幅にリニューアルされ、夕方に放送されていた『みんなのニュース』の姉妹番組と位置づけられました。

放送時間と内容

放送は毎日20:54から21:00に行われ、この30分間の番組の中で、最新のニュースを伝えることが主な役割でした。また、大きなニュースがあった場合には放送時間を延長し、次の『あしたのニュース』や『ユアタイム』の予告を省略することもありました。特に、エンディング部分ではお台場の夜景映像が復活し、多くの視聴者に親しまれていました。

毎週末や年末年始には、次回の番組予告が省略され、最新ニュースのみが放送されることが一般的でした。これにより、視聴者はその時々の重要な情報をすぐに得ることが出来ます。

キャスターミッションとセット

キャスターはフジテレビのアナウンサーが担当しており、番組のセットや巨大なディスプレイを用いてニュースを伝えました。特に『あしたのニュース』の時間帯ぶる巨大ディスプレイが際立っており、予告編ではそのディスプレイに流れる映像も視覚的に楽しませてくれました。これまでの『みんなのニュース』や『ユアタイム』とは別のセットが用意され、リニューアルされたことが伺えます。

2016年5月からは、『ユアタイム』のテーマソングとして桑田佳祐の楽曲が使用されたこともあり、それに合わせた予告も行われました。時折、スポンサーがない場合もあり、その際にはただテーマ曲とお天気カメラの映像だけが流れていました。

天気予報

『こんやのニュース』の中で天気予報は重要な役割を果たしていました。放送開始と共に、従来の『あすの天気』から『あしたの天気』という新たなタイトルに変更されました。天気予報では、近日中に放送されるFNS系列のドラマやバラエティ番組、さらにはフジテレビ関連の映画やイベントの映像を背景に、関東地方の気象情報が伝えられました。

特別編成と関連局

また、特番がゴールデンタイムに組まれる際には、放送が休止されることもありました。系列局では、独自に番組タイトルを変更したり、ローカルニュースを放送した場合も見られました。例えば、NST新潟総合テレビでは『NSTこんやのニュース』という名前で午後8時54分から放送を続けています。このように、各地でローカルな形での放送が続けられています。

結論

『こんやのニュース』は、短い時間で情報をまとめて伝える善隣特有のスタイルを持ったニュース番組でした。毎日視聴者に必要な情報を提供し続け、その影響を今でも感じられる形で継続されていることが伺えます。

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