ごごナマ

大型情報番組『ごごナマ』とその後継『はやウタ』

『ごごナマ』は、NHK総合テレビで2017年4月から2021年3月まで、平日の午後に生放送された情報番組です。この番組は、22年間放送されていた『スタジオパークからこんにちは』の流れを引き継ぎつつ、午後の生放送情報番組として再スタートを切りました。番組の核となっていたのは、視聴者にライブ感ある情報を届けることと、さまざまな時事的な話題を取り上げることでした。

放送は約3時間にわたり、16:00からの『4時も!シブ5時』や、18:10からの『首都圏ネットワーク』など、続く番組と連携して、地域情報やニュースの情報提供を行う「シブ5時」シリーズの一環として位置づけられました。これは、視聴者にとってより深くリアルタイムの情報に触れられる時間帯となりました。

番組内容と特色

『ごごナマ』の特徴は、平日の午後にライブで情報を発信する点にありました。特に、視聴者のニーズに応えるために新たに設けられた時事性の高いコーナーや、ゲストを交えたトークが展開されました。また、前プログラムから引き継がれた内容もあり、視聴者にとってはお馴染みのコーナーも多く含まれていました。これにより、番組は視聴者の信頼を勝ち取ることに成功しました。

特に、金曜日には独自の内容が多く、視聴者へ助言を行ったり、関西の文化や食にスポットを当てたりする回もあったため、曜日ごとの変化が視聴者にとって楽しみの一つとなっていました。

終了とその後の展開

『ごごナマ』は、2021年3月18日をもって放送を終了し、これにより不定期で放送されていた音楽番組『ごごウタ』も併せて終了しました。しかし、翌4月にはその後継番組として『はやウタ』がスタートしました。この新プログラムでは、歌謡曲や演歌を基にした形で構成され、司会者も交代しました。これは、一種の番組のリフレッシュであり、以前の視聴者層だけでなく新たな視聴者層を取り込むことを目指しています。

『はやウタ』は、かつての『ごごウタ』の形を受け継いでおり、短時間に多くのアーティストの新曲を紹介するスタイルを保っています。特に、ミュージカル楽曲も取り扱うようになったため、番組の幅が広がりました。

着目すべき視聴率と放送環境の変化

『ごごナマ』が登場頃、初回の視聴率は3.0%を記録しました。その後、視聴率は一定の範囲に収束することとなりましたが、特定の週に何らかの事件や話題があると、視聴率が一時的に上昇することもありました。このような波は生放送番組の特性とも言えます。また、外部環境の影響も大きく、2019年頃からは新型コロナウイルスの影響で様々な変更が余儀なくされたため、視聴者も属性が移り変わりつつありました。

さらには、『ごごナマ』終了時においては、より多くの生放送番組が再編成され、NHKの情報伝達能力を高めるための新たな工夫がなされていきました。全体として、放送形態や内容において視聴者への対応がより進化したと言えるでしょう。

今後も、これまでの『ごごナマ』や『はやウタ』のように、視聴者の期待を超えるような新しいプログラムが立ち上がることが期待されています。

もう一度検索