さいたま市立つばさ小学校

さいたま市立つばさ小学校

さいたま市立つばさ小学校は、埼玉県さいたま市北区の宮原町に位置する公立の小学校です。この学校は、2009年4月に日進小学校・日進北小学校・宮原小学校の3校が分離独立して設立されました。さいたま市で3番目に新しい小学校として、約1000人の児童が在籍し、規模の大きな学校となっています。

環境への取り組み

つばさ小学校では、校舎の屋上に太陽光発電システムを導入し、屋上緑化も行っています。これにより、エコに配慮した学びの場を提供しています。また、雨水の濾過装置を設置し、校庭の一部には芝生を敷くことで、持続可能な環境作りに力を入れています。校舎内では木材を使用した内装を採用し、温かみを感じられる空間作りにも取り組んでいます。

教育目標と校歌

学校の教育目標は、「あかるく（徳）」「つよく（体）」「かしこく（知）」「なかよく（コミュニケーション）」の4つの柱から構成されています。これらは児童が成長する過程で大切にすべき価値観を示しており、学校はこれを教育の中心に据えています。また、校歌は金沢智恵子が作詞、橋本祥路が作曲を手がけたもので、学校の精神を表現しています。

学校の歴史

学校の沿革には、さまざまな教育制度やプロジェクトが含まれています。2009年には「情報教育」の研究指定を受け、2010年には「読み書き・そろばん推進モデル校」としての委嘱も行われました。その後も、生命尊重やコミュニケーション力の育成など、さまざまな教育研究に取り組み、特に2016年からはアクティブ・ラーニングを重視した算数科の研究を行っています。2020年には「さいたまSTEAMS教育（理数）」の研究指定を受け、更なる教育の質の向上を目指しています。

吹奏楽部の活躍

学校の吹奏楽部は、その活動によって多くの賞を受賞しています。2013年度には全国大会で最優秀賞を獲得し、埼玉県吹奏楽コンクールでも金賞を受賞しています。吹奏楽を通じて子どもたちは協力し合い、より高い目標に向かって努力しています。

通学区域と進学先

通学区域はさいたま市北区の一部で、大成町4丁目、日進町2丁目、宮原町3丁目が含まれます。特に宮原町から通学する児童は、主にさいたま市立宮原中学校に進学するケースが多いです。

災害時の備え

学校は風水害や地震に備えた避難所として機能します。収容人数は2122人で、さまざまな備蓄品が用意されており、災害用貯水タンクも設置されています。これにより、安心して子どもたちを預けられる環境が整えられています。

アクセス

つばさ小学校へのアクセスも良好で、JR高崎線の宮原駅から徒歩約10分、JR川越線の日進駅からは徒歩7分と、通学の利便性が高い立地にあります。

このように、さいたま市立つばさ小学校は多様な教育活動や環境への配慮がなされた学校であり、地域社会において重要な役割を果たしています。

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