さいたま市立高砂小学校

さいたま市立高砂小学校の歴史と特徴

さいたま市立高砂小学校は、埼玉県さいたま市浦和区岸町四丁目に所在する公立小学校です。さいたま市内でもっとも古い小学校として知られ、150年以上の歴史を誇ります。

学校の規模

2019年度には児童数1004人、30学級という大規模な学校でした。児童数の増加に伴い、校庭にあった土俵を撤去し、仮校舎を建設することで、児童全員が校舎内で学習できる環境を確保しました。

沿革

高砂小学校の歴史は、1871年（明治4年）に浦和郷学校として玉蔵院に開校したことに始まります。その後、新校舎建設や学制発布による改称、師範学校附属小学校としての教育実習の開始など、幾多の変遷を経て現在に至ります。

1871年（明治4年）：浦和郷学校が玉蔵院に開校。
1872年（明治5年）：北足立郡浦和第一番小学校と改称。
1877年（明治10年）：浦和小学校が埼玉県師範学校の附属小学校となり、教育実習が開始。
1882年（明治15年）：組合立北足立郡第一高等小学校が設立。
1919年（大正8年）：浦和尋常小学校と高等小学校が統合し、北足立郡浦和尋常小学校として開校。
1932年（昭和7年）：浦和第一尋常高等小学校と改称。
1934年（昭和9年）：浦和市立第一尋常高等小学校に改称。
1941年（昭和16年）：浦和第一国民学校に改称。
1947年（昭和22年）：浦和市立高砂小学校に改称。

1953年と1955年には、児童数増加に伴い、岸町小学校と大谷場小学校がそれぞれ分離開校しました。1972年には開校100周年記念祭を開催、1986年には開校115年記念式典を挙行するなど、節目ごとに記念行事を行っています。

2001年には浦和市、大宮市、与野市の合併によりさいたま市が発足し、現在のさいたま市立高砂小学校に改称されました。そして、2021年には開校150周年を迎え、様々な祝賀行事が実施されました。

通学区域

高砂小学校の通学区域は、さいたま市浦和区と南区の一部です。具体的には、岸町1～4丁目、高砂1・2丁目の一部、東高砂町、仲町1丁目、南本町1・2丁目、神明1・2丁目の一部が含まれます。

進学先中学校

卒業生は、さいたま市立岸中学校や常盤中学校に進学します。

アクセス

最寄りの駅はJR浦和駅で、西口から徒歩約7分で西門（勇愛門）、約6分で東門（敬愛門）に到着します。

周辺施設

近隣には、進学前の保育園としてまあれ愛恵会浦和たいよう保育園があります。

主な出身者

高砂小学校の主な出身者としては、テレビプロデューサーの市川哲夫氏、女優の五十嵐淳子氏、政治家の片山さつき氏、声優の石井敏郎氏、コメディアンの萩本欽一氏（4年まで在籍）、陸上選手の橋岡優輝氏などがいます。

その他

高砂小学校は、長い歴史の中で地域社会との連携を大切にしてきました。児童数の変動や学校統合、新校舎建設など、時代の変化に対応しながら、地域に根ざした教育活動を展開しています。近年では、情報化に対応したコンピューター室の整備や、特別支援教育の充実にも力を入れています。

関連情報

埼玉県小学校一覧

外部リンク

* さいたま市立高砂小学校HP

この情報は、高砂小学校の歴史、規模、教育活動を理解する上で役立つでしょう。

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